特別支援教育の情報誌
 
 
 
 
 
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『実践みんなの特別支援教育』令和6年(2024年)度
 
2024年4月号
まずはここから!
読み書き困難の背景理解・アセスメント・支援
 
 「勉強ができるようになりたい」「気持ちをリセットして頑張ろう」との思いが膨らむ新学期。そんな思いに応えるべく、学習の基本となる読み書きを例に、個別最適な支援のしつらえ方を押さえておこう。身につけた知識を、子どもの姿と照らし合わせて生かしていきたい。
 
『実践みんなの特別支援教育』令和5年(2023年)度
 
2024年3月号
ひらがな・カタカナを中心に
読み書きの習得の基盤となる力を育む支援
 
 読み書きに困難を示す子どもへのひらがな・カタカナの学習支援方法に関して特別支援学校の教師、臨床心理士、言語聴覚士による指導実践および、研究者による解説を紹介。多様な視点から、効果的な学習方法とはを検討してみよう。
 
 
2024年2月号
支援のハブとなる
特別支援教育コーディネーター活用のススメ
 
 小・中学校等では、特別支援教育の全校的な支援体制を管理職とともに確立し、特別支援学校では、地域の特別支援教育のセンター的機能を担う、特別支援教育コーディネーター。学校内外の関係者・機関との連絡調整、保護者の相談窓口、担任の支援、校内委員会の運営や推進など、支援の要となる事例を紹介。
 
 
2024年1月号
明日からやってみよう!
「職場環境づくり」からはじめる働き方改革
 
 「当たり前」を見直せば、もっと働きやすくなる!をコンセプトに、特別支援学校で働き方改革に取り組む先生方の「職場環境づくり」の工夫を紹介。来年度に向けて仕事を効率よく進められるように、1人または少人数のチームで楽しく環境を整えていこう。
 
 
2023年12月号
特集:第6回『実践 みんなの特別支援教育』創刊50周年特別企画
未来に向けて考えよう 進んでる? 入試における合理的配慮
 
 中学や高校でのLDのある生徒への合理的配慮は、今どれくらい進んでいるのだろうか。長野県は昨年、中学1年生から高校入試に至るまでの合理的配慮申請の具体的な流れを、架空の事例を用いて示した『高校入試における合理的配慮の申請フロー』を提示した。その作成にかかわった高橋知音教授による話題提供を踏まえ、親の立場、教育現場の立場から、現状や課題について語ってもらった。
 
 
2023年11月号
特集:第5回『実践 みんなの特別支援教育』創刊50周年特別企画
未来に向けて考えよう セルフアドボカシーと合理的配慮
 
 自分自身の権利を主張する「セルフアドボカシー」。子どもたちは、必要な情報や現状について周りから説明を受け、 自ら選択したり主張したりして、適切な支援を自己決定する権利がある。本稿では、公立中学校2年生の出口優人さんに、自分の書くことの困難さや感覚の偏りに関して、学校などで合理的配慮を得ながら、将来の夢をもち、自己実現をしていく様子を語ってもらった。また出口さんの学習や自己理解、情報発信を支える、氏間和仁先生、近藤武夫先生に話を聞いた。
 
 
2023年10月号
特別支援学級から考える
教師に必要な資質・能力
 
 特別支援学級は、障害のある子どもの教育的ニーズに基づき、異学年の小集団できめ細かく指導し、学校生活のなかで般化を図る。本特集では、特別支援学級の現状と教員に身につけてほしい資質・能力を解説し、「専門的な指導力」について、小・中学校の事例をとおして具体的に考えていく。
 
 
2023年9月号
特集:第4回『実践 みんなの特別支援教育』創刊50周年特別企画
未来に向けて考えよう 特別支援教育の働き方改革 今、求められるモノ・コト・システム
 
 「もっと子どもに向かい合う時間が欲しい!」そのためには、学校での働きやすさの工夫が必須となる。本誌7月号に続き、特別支援学校・特別支援学級で先進的な指導実践を行い、キラキラと輝く先生方に、「使ってみたら、とっても便利! 快適!」「あったらいいな。こんな商品、あんなサービス」について語ってもらった。
 
 
2023年8月号
特集:第3回『実践 みんなの特別支援教育』創刊50周年特別企画
未来に向けて考えよう 通級による指導の課題とこれから
 
 1993年に小学校で始まった通級による指導。年々、通級を求める子どもは増えており、2021年度に文部科学省が行った調査によると、その数は18万人余となって過去最多を更新した。しかし、いまだに先生の専門性、自立活動の在りようなど、課題は山積している。本誌6月号で行った対談「通常の学級における特別支援教育の今」に引き続き、4名の有識者に通級について語り合ってもらった。
 
 
2023年7月号
特集:第2回『実践 みんなの特別支援教育』創刊50周年特別企画
未来に向けて考えよう 特別支援学校・特別支援学級の今、そしてこれから
 
 東京都立墨東特別支援学校校長の田村康二朗氏をコーディネーターとして、西日本と東日本、そして首都圏から、知的障害のある子どもたちを対象とした特別支援学校・特別支援学級の先生方に、意欲的でオリジナリティあふれる最前線の実践や教師の仕事の楽しさを語り合ってもらった。
 
 
2023年6月号
特集:第1回『実践 みんなの特別支援教育』創刊50周年特別企画
未来に向けて考えよう 通常の学級における特別支援教育の今
 
 特別支援学級に在籍する子や通級による指導を受ける子どもの増加、さらには通常の学級に通う子どもの課題も浮き彫りになるなか、これからの時代に求められる学校教育はどのようなものになっていくのか。一人ひとりに応じた教育の在りようについて、基本に立ちかえり、有識者に話を聞いた。
 
 
2023年5月号
つまずきの背景をつかみ指導に生かす
算数障害のスクリーニング検査
 
 算数学習の土台となる、数に関する知識や技能が身についているか、授業で算数学習を習得できているかをアセスメントし、支援が必要な子どもたちに、個々のつまずきに合わせて支援をする方法を紹介する。
 
 
2023年4月号
新年度を「できた!」でスタート
読み書きのつまずきに合わせた教材と支援法
 
 学齢期の読み書き困難は、文字だけではなく、「単語や文の読みがたどたどしい」「文章の内容把握が難しい」など、単語・文・文章の領域にも見られる。本特集では、これらの4つの領域を網羅して支援するための教材とその活用法を紹介する。その視点やアイデアを生かし、目の前の子に合わせて教材を作ってみてほしい。
 
『実践みんなの特別支援教育』令和4年(2022年)度
 
2023年3月号
共同注意の知見を生かす
自閉症児の心を育てるかかわり方
 
 共同注意に着目し、自閉症児との信頼関係を深め、コミュニケーション力を支えるなどの事例を紹介。心を育てることが、すべて支援のベースになる。
 
 
2023年2月号
発達的視点から理解する
エビデンスに基づく知的障害児の指導
 
 エビデンス(根拠)に基づく指導が大切だとよく耳にするようになった。これまでも学校では、子どもの実態を把握し、それを根拠として支援に生かしてきたが、それとはどのように異なり、また共通するのだろうか。本特集では、知的障害児の学習指導方法に焦点を当て、掘り下げていく。
 
 
2023年1月号
資料をひと工夫!
各教科で育成を目指す 資質・能力を育む授業
 
 特別支援学校の授業づくりには、学習指導要領を根拠とし、各教科等の目標および、子ども一人ひとりの実態を分析したうえで、着実に授業を実施し、評価をしていくことが重要となる。そのプロセスで役立つ、さまざまな資料を事例と共に紹介する。
 
 
2022年12月号
「やってみたい!」を支える
成長や環境に合わせた情動調整
 
 情動に焦点を当て、学校が家庭や地域と協力して子どもの様子をつかみ、段階的に成長を促す方法を解説するとともに、情動調整によって不安や緊張に向き合い、「やってみたい」を育てることができた実践を紹介する。
 
 
2022年11月号
実態把握と評価がポイント!
個別最適な学びのためのICT活用
 
 ICTは、個々の子どもたちの興味・関心、ニーズ、認知や運動などの能力の実態との適合性を踏まえた活用が重要です。本特集では、ICT活用における実態把握や効果の評価について紹介します。
 
 
2022年10月号
原因を知ってつまずき解消!
漢字の読み書き支援
 
 漢字の習得に困難のある子どもは非常に多い。その困難さは、読めない、書けない、読み換えができないなどさまざま。それらの認知的な背景と特徴を理解したうえでの指導法を紹介する。
 
 
2022年9月号
知的障害のある子に応じた
道徳教育のポイント
 
 知的障害特別支援学校における道徳教育は、知的障害の特性を踏まえると課題も多い。そんな中においても、さまざま指導上の工夫と配慮で効果をあげてきた実践を紹介します。
 
 
2022年8月号
1冊まるごと特集:見過ごさずに支援する!
子どもの心と体の困りごと
 
 2学期に向けて子どもの心と体を見つめ直し、環境を整え、支援や指導に生かすことをねらい、各界のエキスパートによる多様な視点や実践を紹介。「不器用・運動障害」「感覚の偏り」「心のケア」「保護者の体験談」の4つのパートで構成する。
 
 
2022年7月号
被害者・加害者にさせない!
社会的トラブルの支援
 
 知的障害や発達障害のある児童・生徒は、障害特性から誤解されやすく、窃盗や性被害・加害疑いなどのトラブルに巻き込まれやすい。それら社会的トラブルに向けた必要な学び、教師のメンタルヘルスについて解説する。
 
 
2022年6月号
作業療法士の専門性を生かした
学校で取り組める支援
 
 知的障害などのある子どもの不器用・作業学習・食事など身の回りのことに関する自立や改善を目指し、教師と作業療法士が協働的に取り組んだ実践から、子どもをチームで多面的に捉え、支えることの意義をあらためて考えてみよう。
 
 
2022年5月号
自分に必要な支援を自分で説明する!
自立に向けた「セルフアドボカシー」スキルの育成
 
 自分の考えを相手に伝えることに苦手さがある子どもの困り感を、周囲が理解することは難しい。とはいえ、周囲が代弁し続けてしまうと、本人を置いてきぼりにした支援となってしまう。彼らが自分を理解し、自ら周囲と交渉していく力を身につけることは、自立のうえでも大切だ。
 
 
2022年4月号
知的障害教育における
国語、算数・数学の授業&学習評価ガイド
 
 知的障害のある児童生徒の教科指導において、主体的・対話的な学習活動をどのように展開し、どのような力が身についたと評価すればよいのだろうか。特別支援学校における最新の実践を紹介する。
 
『実践みんなの特別支援教育』令和3年(2021年)度
 
2022年3月号
知的障害特別支援学校における
中堅教員による若手育成
 
 年齢構成の不均衡などで、ベテランから若手教師への知識・技能の伝達が難しい学校現場で、時代に合わせ指導力を高めるためには、全体での継続的な研修などを通じた若手育成が欠かせない。知的障害教育の視点で、実践から若手育成のポイントを学ぼう。
 
 
2022年2月号
ポストコロナで必須!
特別ニーズ防災教育
 
 ポストコロナ時代に必須となる、特別なニーズのある子を包摂した防災教育=「特別ニーズ防災教育」。感染症も災害と捉え、新しい生活様式などを踏まえた学校体制、主体的に自身や周りの人々を守れるようになるための授業・教材づくりを紹介する。
 
 
2022年1月号
卒業後を見据えた
自立と社会参加に向けた学び
 
 変化する社会の中で、児童生徒が卒業後も自分らしく豊かに生活するための力を育てる教育支援が必要とされている。学び続けるための基盤づくり・環境づくりを行う2校の実践を紹介する。
 
 
2021年12月号
デジタル時代を生きる力を支える
教師のICT活用スキル
 
 ICT「で」指導・支援する、ICTとのつき合い方「を」探求する、ICT「に」しかできない経験を保障するという3つの視点から、障害のある子どもたちの今とこれからを生きる力を育むICT活用の在り方について実践事例とともに解説します。
 
 
2021年11月号
授業に参加するための
見る・聞く・姿勢のトレーニング
 
 教科書を読み飛ばす、板書を写せない、教師の指示を聞いていない、姿勢がくずれるなどの問題が見られる子どもたちには、身体や認知の課題があると考えられる。一人ひとりの課題を解決し、授業へ意欲的に向かわせるためのトレーニングを紹介する。
 
 
2021年10月号
発達障害のある子の
感覚処理と不器用への対応
 
 発達障害のある子には、音や接触に対する過反応や、運動が極端に苦手などの不器用さが見られることが多い。そのため、学校生活や遊びに困難が生じ、自尊心の低下にもつながっている。それらの特性を紹介するとともに、具体的な支援策を紹介する。
 
 
2021年9月号
通級の事例から考える
発達障害のある子の二次的な障害の理解と予防
 
 発達障害のある子の二次的な障害を予防するには、学びにアクセスする機会、的確な自己理解、他者からおよび自分自身に対する信頼感を、学齢期にいかに得られるようにするかがカギとなる。それらを身につける場として、通級の自立活動についても考えてみよう。
 
 
2021年8月号
1冊まるごと特集:いま知っておきたい!
特別支援教育の専門性向上ガイド
 
 教育を取り巻く環境や学習指導要領が新しくなり、教師に求められる専門性には新たに必要となったものがある。一方で、教育の根底にある普遍的なものもある。夏休み明け&ウィズコロナにおける教師力を「心技体」の面から捉え直してみよう。
 
 
2021年7月号
子どもの困難の原因を正しく把握して指導する!
ワーキングメモリを生かす学習支援
 
 「脳の黒板」といわれるワーキングメモリ。情報を一時的に覚えておきながら目的に合わせて取り出し、考える脳の働きで、学習を支えている。本特集では、ワーキングメモリの観点で子どもの実態を捉え指導に生かした実践を紹介する。
 
 
2021年6月号
本人・保護者・専門家が語る
合理的配慮とICT活用による「学びの保障」
 
 障害の特性による生きづらさは個人差が大きい。まずは子どもや保護者、支援者の声に本気で向き合ってみよう。そして、子どもの学びや成長に必要であれば柔軟に環境を整えるのが当たり前という姿勢で、一人ひとりの意欲を支えらえる学校を実現しよう。
 
 
2021年5月号
知的障害がある子の支援につなげる!
自己理解・他者理解を育てる授業づくり
 
 知的障害のある子どもは外から困っていることが見えにくいため、その子に合った支援をしにくい。他者と違う自分のことを理解し伝える力は、支援要請にも直結する。
また、集団での活動をとおした他者理解は、自己理解を深めることに効果的である。
 
 
2021年4月号
アタマとカラダが目覚めるスイッチON‼
学校生活をスムーズに始める![特選]朝の取り組み
 
 1日のはじまりにおいて、朝の活動は重要となる。その日を元気に、集中して学習に取り組めるようにするための運動遊びや課題を紹介する。いわば助走時間を取り入れることで、シャキッとした状態でスムーズに授業につなげていきたい。
 
『実践障害児教育』令和2年(2020年)度
 
2021年3月号
目標・内容設定のポイントはコレ!
自閉症のある子どもの「自立活動」の指導
 
 自立活動の指導で、何をどのようにしたらよいか悩む先生も多いのでは? 子どもの実態から長所や課題を整理したうえで、個々の子どもに合ったメニューを考えていくポイントや実践を紹介する。
 
 
2021年2月号
"今の学び"と"将来"をつなげよう!
キャリア教育を充実させる授業改善
 
 新学習指導要領ではキャリア教育の充実を図ることが記載され、教育活動全体をとおして取り組む必要がある。そのためには、キャリア発達を促す視点が欠かせない。本人の願いや思いを把握し、授業の目標と方法を更新し改善してみよう。
 
 
2021年1月号
算数障害の指導ノウハウを生かす
算数のつまずきポイントと指導法
 
 算数の授業を行うとき「下学年の学習内容でつまずいているな」「ほかの教科に比べて極端に苦手だな」と感じる子は、クラスや学年にどのくらいいるだろうか。子どもの実態を把握し、つまずきの背景を推し量り、授業を常にアップデートしていくため、算数障害のある子への支援・指導ノウハウを活用したい。
 
 
2020年12月号
意欲をぐんぐん引き出す!
子どもに間違えさせない指導
 
 課題を解決するプロセスにおいて、間違えてしまったら自信がなくなるし、自分で正解を出せたらうれしい。
これは教師も障害のある子どもも同じだ。子どもが間違えず、もっと学びたくなる指導の工夫を紹介する。
 
 
2020年11月号
かんたん・楽しい・効果的!
心と体を整える運動支援
 
 新型コロナウィルスの影響により、子どもたち・保護者からは、体力の維持・向上を図りつつ心の距離も縮めること、生活リズムを整える活動を日常的に行うことへのニーズが高まったという。今、学校などで実施し生活の一部として取り入れたい運動プログラムと支援方法を紹介する。
 
 
2020年10月号
身近なもので作る
対人関係を育てるアイディア教材
 
 人と接することが少なくなり、子どもたちは他人への関心が低くなっていないだろうか? 教材・教具は人と人とをつなげ、子どもの精神活動を刺激し、外へと意識を向けさせる。100円ショップなども活用した、子どもが手を伸ばしたくなる教材・教具で、豊かな人間関係づくりを目指そう。
 
 
2020年9月号
子どもの得意な能力を生かそう!
個別検査から導く効果的な指導法 ~WISC-ⅣとKABC-Ⅱ~
 
 昨年度末から登校する機会が大幅に制限され、子どものアセスメントや指導がまだ手探りという状況である学校も多いだろう。少ない指導時数、短期間で指導成果を上げるために、個別検査という科学的根拠に基づいたアセスメントと理論的な指導が今、求められている。
 
 
2020年8月号
「観点別に捉えよう!
授業改善につなげる学習評価
 
 三つの柱に基づき「どのような力が身についたか」を評価し、授業改善を図る「指導と評価の一体化」の重要性が高まっている。適切な観点の設定や評価方法、指導計画、授業実践について紹介する。
 
 
2020年7月号
「わかる」「できる」を増やす!
教育のユニバーサルデザイン
 
 教育現場でユニバーサルデザインという言葉が浸透してきた一方で、人によって抱いているイメージや手法が異なっていることもあるだろう。本特集では、授業のユニバーサルデザイン(授業UD)とCASTの学びのユニバーサルデザイン(UDL)に基づく考え方・実践を紹介する。
 
 
2020年6月号
発達障害と併せ有する
愛着・ゲーム・睡眠・不安の問題
 
 発達障害の診断名に捉われない視点で、一人ひとりの複雑な背景を考察するスキルが求められている。本特集では、発達障害の子どもたちに現れやすい愛着障害・インターネットゲーム障害・睡眠障害・不安障害をテーマに、その理解と支援について解説する。
 
 
2020年5月号
新しい時代の特別支援教育と学習指導要領 PART 2
一人ひとりに応じた指導の充実
 
 新学習指導要領のねらいの実現に向けて発達障害・知的障害のある子どもたち一人ひとりの教育的ニーズに対する指導を充実させるために、障害特性に応じた自立活動の展開や、指導と子どもの可能性を広げるICT活用について解説する。
 
 
2020年4月号
新しい時代の特別支援教育と学習指導要領 PART 1
自立・社会参加を目指した適切な指導
 
 学習指導要領の実施など、特別支援教育は新しい時代を迎えようとしている。そこで、学習指導要領のねらいの実現に向けて各学校などで積み重ねられてきた下記実践や研究を紹介しつつ、子どもたちの可能性を最大限に伸ばすとともに、自立と社会参加に必要な力を培うための適切な指導・支援とは何かを解説する。
 
『実践障害児教育』令和元年(2019年)度
 
2020年3月号
評価しながら計画的に進める
発達障害に配慮した余暇支援
 
 余暇活動や休み時間を楽しむ余暇スキルを高めることは、人生をより豊かなものにするために欠かせない。本人のニーズや障害特性に合わせた工夫や配慮を取り入れた余暇支援によって、気持ちの安定や日常の行動にも変化が見られた実践を紹介する。
 
 
2020年2月号
その活動、子どもは楽しみにしていますか?
主体的に取り組む生活単元学習
 
 子どもも教師も夢中になり、達成感を味わえる活動があると、明日の学校がいっそう楽しみになる。生活単元学習において、子ども自身がめあてをもち、主体的に取り組めるためのポイントと、それを実現した実践を紹介する。
 
 
2020年1月号
目指すは自発的にできる適応行動!
セルフ・マネジメントの支援
 
 大人が常に指示をしなくても、子どもが自ら目標となる行動ができること、それを継続できることが望ましい。自己決定や自己評価の機会を設定するなどの支援によって、適応行動の獲得を目指した実践を紹介する。
 
 
2019年12月号
知的障害教育の新たな授業づくり
5つのキーワードに基づくユニークな実践
 
 今を生きる子どもたちの発達と現況に即した教育が求められている。それらを踏まえて研究され、蓄積されてきた授業を中心に、頭文字が“I(アイ)”で始まる5つのキーワードで整理した授業づくりの様子を、新学習指導要領への対応も踏まえて紹介する。
 
 
2019年11月号
新学習指導要領から読み取る
学習上の困難を改善するための教科指導の手立て
 
 新学習指導要領では、LD児の指導の工夫を求める内容、多くの例が示された。その内容を理解しながら、一人ひとりの児童生徒が授業に主体的に参加し、学習内容を理解し、達成感を得られるようにするための具体的な手立てを知ろう。
 
 
2019年10月号
チェックリストで子どもの課題を共有!
社会参加に向けた自立活動
 
 家庭と教育と福祉の連携「トライアングル」プロジェクトが注目される中、情報共有の必要性が指摘されている。そこで、子どもが自立と社会参加を目指すために何が課題であるかをチェックリストなどで把握、共有し、指導へとつなげていった実践を紹介する。
 
 
2019年9月号
できた! やってみたい! もっと頑張ろう!
働くことへの意欲を育むキャリア教育
 
 学校教育において、子どもが卒業後も意欲的に生活し、職業的・社会的に自立していく力を育むことが欠かせない。ライフステージごとに先を見据えた適切な支援を行い、一人ひとりが社会の中で自分の役割を果たし、自己実現していくための「キャリア発達」を促した実践を紹介する。
 
 
2019年8月号
1冊まるごと特集:準備は進んでいますか?
新学習指導要領に向けた教育課程の編成と授業改善
 
 新学習指導要領の全面実施に向けた各学校での授業改善の取り組みを「主体的・対話的で深い学び」「カリキュラム・マネジメント」「キャリア教育・消費者教育」の3つの柱から、実践紹介とともに解説。今後のさらなる改善に弾みをつけよう。
 
 
2019年7月号
背景の理解と環境づくりがポイント! 強度行動障害への支援
 
 自傷行為やかみつき、頭突きなどの他害、強いこだわりで困らせる、物を壊すなどが高頻度で起きる強度行動障害は、学校や家庭で周囲に大きな影響を及ぼす。これらを本人が困っているサインと捉え、適切な専門的支援を行ってきた事例を見てみよう。
 
 
2019年6月号
個々の学びも充実させる! 交流及び共同学習のポイント
 
 共生社会の実現に向けて交流及び共同学習の充実が図られる今、その実施に当たり、時間・場所の共有だけでなく、個々の児童生徒の学びを伸ばすことが大切だ。また、教師が指導技術を高め合い、支援体制を整える機会として位置づけたい。
 
『実践障害児教育』平成31年(2019年)度
 
2019年5月号
他者評価とのギャップを埋めて肯定的に捉える “適切な”自己理解を促す指導
 
 自己理解に偏りがある場合、社会適応上のさまざまな課題を抱え、学ぶことや生きること自体に意欲を失いがち。本特集では、振り返りや他者との関わりの中で自分と向き合い、変化を促すための教育現場における支援を紹介する。
 
 
2019年4月号
カリキュラムマネジメント・自立活動・LD指導・高校通級など新しい時代に向けて授業をアップデートしよう!
 
 新学期、新元号、新学習指導要領と、時代は新たな節目を迎える。そこで、これからの特別支援教育について さまざまな視点で専門家にお話をうかがった。あらためて指導案などについて再考し、授業改善を目指してほしい。
 
『実践障害児教育』平成30年(2018年)度
 
2019年3月号
子ども自身が「学び方」を選択する!学びのユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくり
 
 わかりやすい授業を心がけていても、クラス全員に100%理解させるのは難しい。一人ひとりのニーズに応えるために授業を見直し、子どもが自分にあった学び方を選択できるようにすることで、子どもたちの学習への意欲を高めた授業を紹介する。
 
 
2019年2月号
主体的・対話的で深い学びの視点で授業改善する前と後
 
 新学習指導要領では、児童生徒の「主体的・対話的で深い学び」が実現できるよう、これまでの授業を全面的に見直すことが求められている。本特集では、生活単元学習等と自立活動におけるこれまでの実践と比較しながら授業改善のポイントを紹介する。
 
 
2019年1月号
就労に必要な力を育てるために支援者・保護者ができること
 
 今後、確実に増える障害者雇用。一方で課題も多く、離職を繰り返し働けなくなるケースも珍しくない。本特集では、就労に向けて育てておきたい力、その力を身につける手だて、本人の希望の実現に向けた進路指導などを考えたい。
 
 
2018年12月号
教育効果が実感できる!PDCAサイクルの視点で見直す個別の指導計画
 
 子どもの実態把握をもとに目標を明確化し、指導方針を共有できる「個別の指導計画」。大切なのは、指導の振り返りと、成長に伴う目標と手だての軌道修正である。それらを的確かつ計画的に実施するのに有効な「PDCAサイクル」の手法を活用し、学校内で指導のベクトルを合わせて循環させる体制をつくり、成長を確実にあと押ししていこう。
 
 
2018年11月号
子どもの困難さに応じて選ぶ・使う!学校全体で取り組む支援機器等教材の活用
 
 学校教育の場面で、障害のある子どもが、もてる力を最大限に発揮したり、学習上または生活上の困難を改善・克服したりするために活用される支援機器等教材。学校や子どもの実態に合わせてICT機器・教材をどう選び、どう支援・指導につなげるかを考える。
 
 
2018年10月号
その場かぎりの活動にしない!心のバリアフリーに向けた交流及び共同学習
 
 学校における交流及び共同学習を通じた障害者理解「心のバリアフリー」の全国的な推進に向けた取り組みが行われている。場を共有するだけでなく、相互に理解し、達成感を味わえる時間とした実践を紹介する。
 
 
2018年9月号
災害に対する自己防衛力を高める子どもの心と命を守るための防災学習
 
 災害時の予期せぬ事態に備えて、子どもの理解に合わせた防災教育や特性を考慮した支援を考えておくことが、子どもの心と命を守ることにつながる。本特集では、子ども自身の防災意識を高める指導や、主体的に自分を守れるようになるために行った実践を紹介する。
 
 
2018年8月号
実態を把握して目標と指導内容を考えるこれからの自立活動
 
 今月は、1冊まるごと自立活動特集! 1人ひとりの実態を把握し、個別の指導計画を作成、自立活動の指導を進めるうえでのポイントや事例を紹介。特別支援学校はもちろん、特別支援学級や通級指導教室での自立活動を考えるうえでも役立つ1冊です。
 
 
2018年7月号
困難の中で折れない心を育てるいまこそ必要とされる教師のレジリエンス
 
 教師の多忙感や働き方改革が話題となる一方で、学級崩壊、人間関係などの精神的負担をいかに乗り越えるかが課題となっている。そこで注目されるのが、心の回復力としてのレジリエンス。教師自身と子どもたちのために、その力を高めるヒントを紹介する。
 
 
2018年6月号
子どもの行動の問題にロックオン!応用行動分析学に基づく集団の中でできる行動支援
 
 応用行動分析学(ABA)は個別的であるというイメージをもたれがちであるが、クラスなど「集団」の中で子どもへの指導を考える場合にも役に立つ。また、児童生徒の行動だけでなく、教職員の教授行動や支援行動を検討するときにも活用したい。
 
 
2018年5月号
ここが専門性を高めるポイント!専門家を活用して指導方法を改善する
 
 特別支援教育の充実に向けて学校現場で外部専門家の活用が注目されている。本特集では、専門家の活用によって「専門性の向上」と「チーム力の向上」を実現させた事例を紹介したい。また専門家が教師から「よく受ける質問」について具体的な解決策も紹介する。
 
 
2018年4月号
継続的に大切にしていくこと、新しく取り組むこと新学習指導要領とこれからの授業づくり
 
 今回の学習指導要領改訂では、何ができるようになるか、どのように学ぶか、何を学ぶかが示された。これらを踏まえ、特別支援教育で継続的に大切にしていくこと、新しく取り組むことは何かを考える。
 
『実践障害児教育』平成29年(2017年)度
 
2018年3月号
発達の土台をしっかりつくろう!知的特別支援学校における「自立活動」の指導
 
 各教科等を合わせた指導中心の知的障害特別支援学校の教育課程において、自立活動の位置づけや時間の確保が十分になされていないといわれている。個別の指導計画の作成と活用や指導の工夫の実践例を紹介する。
 
 
2018年2月号
算数障害とつまずきやすい学習への支援
 
 算数障害について理解し、単に計算問題を何度も解けばやがてできるようになるというような思考に陥ることなく、支援を提供したいものだ。そうした学習環境をつくることで、生活場面において数学的な考え方ができるように導いていきたい。
 
 
2018年1月号
小中高 子ども一人ひとりに合った教育を!
個別の指導計画の作成と評価
 
 学習指導要領改訂に当たり、今後ますます「個別の指導計画」の重要性が高まっていく。なぜ学校現場で個別の指導計画が必要なのか、また作成に当たりポイントとなる教育ニーズのつかみ方、指導・支援への生かし方、その後の子どもの成長につなげていくための評価のしかたなどを紹介する。
 
 
2017年12月号
なぜ課題ができないのか?
発達障害の子どもを遂行機能の視点から支援する
 
 知的な問題がないのに目的的行動が難しい子どもたちがいる。目的を達成するために時間の見当をつけたり、優先順位をつけたり、注意集中を維持したりすることが苦手な理由として遂行機能の弱さが考えられる。それらの困難のチェックリストを見ながら、問題理解や具体的支援方法を考えよう。
 
 
2017年11月号
新学習指導要領から特別支援学校での教科指導を見直す
〜知的障害のある子どもの自立と社会参加のために〜
 
 新学習指導要領特別支援学校編の公示を受けて、今あらためて、知的障害のある児童・生徒の指導を考える。学習上の特性などを踏まえ、学習環境面を含めた一人ひとりの確実な実態把握に基づき、学校として教育的対応をすることの意義、それを実現するための方略が適切かを見直してみよう。
 
 
2017年10月号
どうする? 子どもへの指導・保護者連携新学習指導要領が求める学校経営と支援体制
 
 小学校学習指導要領および中学校学習指導要領において特別支援教育に関する記述が充実し、個々の児童生徒の障害の状態などに応じた指導や支援を組織的かつ継続的に行うことの重要性がより明確に示された。学校として取り組むべきことを具体的に知り、体制を整えていこう。
 
 
2017年9月号
本人に聞いて支援する自閉症スペクトラムの困り感と感覚
 
 自閉症スペクトラム児者は、見た目ではわからない困難を多く抱えている。それゆえ、本人に聞いてはじめてわかることも多い。実際に話を聞いて見えてきた困り感、感覚過敏・鈍麻、そして支援について紹介する。
 
 
2017年8月号
1冊まるごと特集:特別支援教育はどう変わる?学習指導要領改訂のポイントと授業改善
 
 学習指導要領改訂で特別支援教育はどう変わるのか?どのような授業改善を行えばよいのか?そんな疑問に答えるべく、本特集号では、改訂のポイントを読み解いて、事例も入れながらわかりやすく解説する。子どもたちの成長を支えるために、学習指導要領を理解して教育実践に生かしていただきたい。
 
 
2017年7月号
特集:運動が苦手の理由を見逃さず支援する!発達性協調運動障害とは何か?
 
 不器用・運動が苦手な子の中には、それらが発達性協調運動障害(DCD)によるものという子もいる。みんなと同じ方法で、単に反復練習をさせるだけではうまくいかない。基礎知識をもち、個々の子どもの実態を把握し、二次障害を招かぬよう配慮してほしい。
 
 
2017年6月号
特集:不注意な子もつまずかない環境にする!集中力を育て成功体験につなげる支援・指導
 
 不注意さや忘れっぽさという特性により、失敗を積み重ね自己肯定感を下げないように「集中して課題をやりきり、提出できた!」といった成功体験を増やしてあげたいもの。1学期中に「これならやっていけそう」と、自分に対する前向きな見通しをもたせたい。
 
 
2017年5月号
特集:自閉症のある子どもの自立活動の授業を組み立てる
 
 特別支援学級では、子どもの多様な実態に応じた指導を行うことが求められる。しかし、自立活動の指導に当たっては、その捉え方、実態把握、指導計画の作成などに不安や疑問を抱いている教師が多い。そこで、授業を組み立てる際に留意したい要点や、それに沿った実践を紹介する。
 
 
2017年4月号
特集:アクティブ・ラーニングとユニバーサルデザインの授業づくりーー子どもの学びの多様性を考える
 
 ユニバーサルデザインの授業づくりが関心を集めているなか、授業のアクティブ・ラーニング化が本格的に始まろうとしている。できるだけ多くの子どもに「わかる」「楽しい」と感じてもらえる、そして学習意欲にもつながる授業デザインを考える。
 
『実践障害児教育』平成28年(2016年)度
 
2017年3月号
特集:自己理解を促す指導・支援 困ったときに相談する力を育てる
 
 コミュニケーションでつまずくことの多い発達障害や知的障害のある子どもにとって、自分から大人や友だちに相談することはハードルが高い。自ら相談できる力と相談できる存在の確保について支援することで、本人の自己理解を深め、合理的配慮に関する意思表明にもつなげていく。
 
 
2017年2月号
特集:ライフスキルとして身につける買い物学習
 
 障害のある子どもが自立した生活を目指すうえでも、お金の使い方を学ぶことは重要である。金銭教育、買い物学習は、余暇の充実、金銭トラブルの防止にもつながる。本特集では、ライフスキルとして「お金のことを学ぶ」「使い方・管理方法を学ぶ」「買い物スキルを身につける」などの実践を紹介する。
 
 
2017年1月号
特集:インクルーシブな教育を見すえた個別の指導計画の作成と活用
 
 インクルーシブ教育システム構築に向け、個々の子どもへ提供する合理的配慮の内容を具体的にし実現するためのツールとして、「個別の指導計画」の活用がある。来年度に向けて、子どもを取り巻く家庭、学校、機関と情報共有し見直したり、目標や指導のアイディアを出し合ったりするなど、チームで取り組んでいきたい。
 
 
2016年12月号
特集:知的障害教育における「育成を目指す資質・能力」を育むためのアクティブ・ラーニング
 
 学習指導要領改訂を見据え、新しい時代に必要となる「育成を目指す資質・能力」の考え方や、それを実現するための授業改善の視点として期待されるアクティブ・ラーニングとはどのようなものか。知的障害教育における教育課程編成の参考ともなる実践に焦点を当て、紹介していく。
 
 
2016年11月号
特集:自分を大事にする気持ちを育てるSST指導
 
 社会生活や対人関係を営んでいくのに必要とされるスキルについて具体的に「やり方」や「コツ」を学ぶ、ソーシャルスキルトレーニング(SST)。子どもの主体性・能動性を重視し、子ども自身が育っていく根っこである「自分を大切にする気持ち」を育てる、小集団での取り組みを紹介する。
 
 
2016年10月号
特集:本人の声に耳を傾けて考える 感覚や身体の問題で困っている子どもの理解(チェックリスト付)
 
 発達障害の子どもが感覚や身体症状で感じている困難さは、見た目にはわかりにくく、ときに叱責の対象となることもある。今回、当事者調査や子どもへのアンケート調査をもとに、感覚や身体、食、睡眠に関して困っていることを具体化し、支援を考えた。
 
 
2016年9月号
特集:そのとき何をするべきか? 熊本地震から学ぶ 学校防災
 
 発達につまずきのある子どもを支援するための特別支援教育情報誌。主な記事テーマは、障害理解と児童生徒の指導、教材・教具、自立活動、コミュニケーション指導、保護者連携、ユニバーサルデザイン、インクルーシブ教育システム、合理的配慮、など。
 
 
2016年8月号
1冊まるごと特集:基礎から学ぶ 子どもの行動と学習困難の支援
 
 「どうしてあの子はあんな行動をとるのか」「指導が入らないのはなぜ?」「どう改善すればよい?」など、今まで勉強・経験してきたことと子どもの実態との差に悩むこともあっただろう。主に発達障害・知的障害のある児童生徒の障害特性、特性からくる困難、困難を軽減するための支援方法をあらためて基礎から見直してみよう。
 
 
2016年7月号
特集:わかる・できる・やりたいと思える体育の授業づくり
 
 知的特別支援学校における体育の授業を具体的にどうしたらよいのか悩んでいる教師は少なくない。子どもたちが「わかる」、「できる」と感じ、「やりたい」と意欲を出せる授業についての具体的方法、関わり方について紹介する。
 
 
2016年6月号
特集:教師の学び合いによる「授業研究」
 
 進学・進級から1、2か月が経って見えてきた、子どもたちの実態、そして学校の実態。この時期にこそ、教師同士がお互いに、子どもへの関わり方、指導のあり方を見つめ直し、現実的で具体的な改善策を練っておきたい。そして今年度の授業づくりに生かしていこう。
 
 
2016年5月号
特集:すぐ使える、ずっと使える! 普段使いのICT活用
 
 合理的配慮の観点からもICT活用が注目されている。しかし、さまざまな課題から、学校・地域によっては進んでいない面もあるだろう。まずは取り組みやすい実践を参考に、できるところから始めてみてはどうだろう。
 
 
2016年4月号
特集:学校現場での工夫と授業づくり どうする!? 合理的配慮
 
 4月1日より施行される「障害者差別解消法」にあわせ、「合理的配慮」についてのさまざまな解説・議論があった。しかし、いまだ疑問や不安なことも多いのも確か。今だからこそ、蓄積されてきた知見をもとに合理的配慮の視点の授業づくりなどを紹介する。
 
『実践障害児教育』平成27年(2015年)度
 
2016年3月号
特集:教育現場のペアレント・トレーニング
 
 子どもとの適切な関わり方を保護者に伝えるペアレント・トレーニングが、家族支援の一つとして注目を集めている。保護者は、子どもの変化が実感できると子育てに自信がつく。またトレーニングをとおして、教師は保護者の要望や子どもの日常生活の様子もわかる。保護者が学ぶとともに教師も学ぶところが大きい。正のスパイラルで関わりが充実していくトレーニングの実践を特別支援学校や通級の事例で紹介する。
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2016年2月号
特集:いま見直すべき保護者との信頼関係づくり
 
 「子どものためを思って助言しているのに、あの親はぜんぜんわかってくれない」と保護者の支援に悩むことはありませんか? 就学・進級・進学・就職を控えた今、保護者を対等な関係として捉え直し、「保護者連携」に取り組んでみましょう。
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2016年1月号
特集:外部専門家による支援と連携
 
 教育内容・方法の充実を図るため、学校現場への外部専門家の導入が進みつつある。しかし、専門性がよくわからない、何ができるのかわからないといった不安もあるだろう。そこで、作業療法士・言語聴覚士・特別支援教育士の支援事例などを紹介し、子どものためのよりよい連携による指導を考えたい。
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2015年12月号
特集:就労前に身につけたい力
 
 発達障害・知的障害の特別支援教育に雇用者は、何を要望しているのか、また送り出す学校側がどのような就労を目指して指導しているのかなどについて話し合う特別座談会。また合理的配慮、本人の思いも踏まえながら、これからの職業教育、進路指導、障害者雇用を考える。
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2015年11月号
特集:人との関わりのなかで自己理解を育てる支援
 
 自尊感情の低い子どもたちは、「なぜみんなができることができないのか」「なぜ周囲と自分は違うのか」といった思いから、感情や行動にも問題が生じると考えられる。自己理解を育てることによって感情のコントロールや人間関係が改善された実践を紹介する。
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2015年10月号
特集:今日からできる! 教育のユニバーサルデザイン
 
 クラスの中には、発達や学びについて多様な特性のある子どもたちがいる。個々の教育的ニーズに対して、クラスの中でどうやったら応えていけるのだろうか。障害のある子もない子も共に学べる授業づくり・教室環境づくりに挑戦してみよう。
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2015年9月号
特集:いまこそ自立活動を見直そう どんな支援が必要? どんな変化があった?
 
 特別支援教育における自立活動は幅・奥行ともに広く捉えづらい。そこで、日ごろから研究・実践されている先生方の事例を参考に、あらためて学び、考え直してみたい。障害種が異なっても、特別支援学校でなくとも、学ぶことは多いはずだ。
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2015年8月号
一冊まるごと特集:「できた」を自主的な「学び」につなげる教科指導
 
 
 
2015年7月号
特集:学校内で完結しない働く力の育成 地域資源を活用したデュアルシステムとキャリア発達
 
 地域と連携して学外でも実習を行う「デュアルシステム」が、個性あるキャリア教育、職業教育として注目されている。その取り組みが生徒をどのように成長させるのか、企業のニーズとはどのようなものなのかを紹介する。
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2015年6月号
特集:自閉症スペクトラム児の「情動」を調整する
 
 ASD児は不安・緊張・怒りなど情動の調整がうまくいかず、学習、学校生活において困難を生じていることがある。自己で調整できる力を育む支援は生活を豊かにするためにも欠かせないものである。
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2015年5月号
特集:ICT活用の実際と先進的な取り組み
 
 本特集では、ICT活用実態についての全国調査結果および活用事例などを紹介。ご自身の苦手意識を今年こそ払拭して、子どもの学びをICTで支えてみませんか。
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2015年4月号
特集:学力・行動・心理を観察しよう! 新年度からの指導に生かす子どものアセスメント
 
 新年度を迎え、特別な支援を継続して必要とする子どもたちの実態をいかに正確に把握できるかが、指導のスタートとして重要だ。どのような視点で観察し、それを指導・支援へどうつなげていくのか紹介していく。
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『実践障害児教育』平成26年(2014年)度
 
2015年3月号
特集:小1プロブレム・中1ギャップの解消を目指して! 幼保・小・中の移行支援
 
 特別な支援を必要とする子どもたちは、小学校生活や中学校の学習形態などへの適応がより難しいことが指摘され、円滑な接続が課題となっている。幼保→小、小→中での段差につまずく子どもたちを減らすための活動やカリキュラムなどを紹介しながら、移行支援について整理する。
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2015年2月号
特集:スポーツをとおして生徒は成長する! 自立と社会参加を支援する取り組み
 
 知的障害のある生徒が、スポーツをスポーツとして楽しみ、心身ともに成長する取り組みについて紹介する。活動の在り方、指導の工夫を考え、余暇活動にもつなげていく
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2015年1月号
特集:場面かん黙・トゥレット症候群・吃音・起立性調節障害
 
 発達障害だけでなく、気づかれにくい困難さを抱えて特別な支援を必要としている子どもたちが教室にはいる。その特性や症状のつらさから、授業に集中できない、人間関係の悪化を招くなどして、学力低下や不登校へつながることも多い。これらを理解し、特別支援教育の視点での対応を考えよう。
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2014年12月号
特集:子どもの成長につなげる! 教師に求められる保護者支援と連携
 
 子どもの成長に大きな影響を与える家庭・保護者。教師には子どもの指導だけでなく、保護者への配慮も求められる。保護者の思いを聞き、特別支援の視点をもって保護者支援や連携をするコツなどを紹介する。
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2014年11月号
特集:自閉症スペクトラム児の国語の力を高める授業改善
 
 自閉症スペクトラム児の実態を把握し、国語の指導内容を編成する手だてや指導時に配慮するポイントを紹介する。うまく学べずに悩む子どもたちの学びたい気持ちに応え、学ぶ喜びを知らせる方法について考えてみよう。
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2014年10月号
特集:どの子も楽しく発達を促す音楽療法
 
 音楽のさまざまな機能を活用しながら子どもの発達を促す、音楽療法。学校現場において、音楽をとおして子どもの何をどうやって伸ばせるのか考えてみよう。
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2014年9月号
特集:自己理解と自己決定による本人参加の不登校改善策
 
 不登校の数には、対人関係に困難さをもつ発達障害の児童生徒が多く含まれているといわれている。そこで、特別支援教育の視点から、予防的、介入的施策による抜本的な不登校対策へ転換して劇的に効果をあげた「本人参加型不登校改善会議」の手法を紹介する。
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2014年8月号
一冊特集:一人ひとりのニーズに対応する
インクルーシブ教育システムの構築と合理的配慮
 
 障害のある子どもと障害のない子どもがいっしょに学ぶために、一人ひとりの特別なニーズに応じた援助を考え、明日からの指導方法や配慮について生かしていこう。
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2014年7月号
特集:「得意・興味を生かして苦手を補う指導をしよう!
2E(ツーイー)教育の実践を授業に生かす
 
 発達障害と優れた才能を併せもつ「2E(二重に特別な)」の子ども。広義の2E教育では、すべての発達障害生徒の発達の凸凹を判別して、得意な能力や興味を見つけて伸ばしそれを生かして苦手を補うことを目指すという。2E教育の実践から才能を生かす指導を学んでみよう。
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2014年6月号
特集:「見えにくさ」のある子どもの学びを支える
わかりやすい教材と環境づくりの工夫
 
 黒板、教科書などが「見づらい」と感じていたり、「見えにくい」ことに自身も気づいていない子どもにとって、学校は苦しい場になってしまう。そんな子どもたちの「学びたい」「楽しみたい」気持ちを支援するための環境や教材・教具の工夫を弱視や視知覚の視点から紹介する。
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2014年5月号
特集:叱らず、譲らず、できるようになる! 提案・交渉型アプローチ
 
 児童生徒がやりたがらないことに対して、ついつい叱ってしまったり、しなくてよい方向で終わらせてしまったりしがち。それでは、子どものストレスがたまる、自発的に動けないという状況に陥ってしまう。自己選択・決定を促す指導で、自発的にその活動に取り組めれば、自己効力感も高められていく。
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2014年4月号
特集:特別支援教育の学級経営リスタート
 
 子どもと教師の期待と不安、そして関係づくりを考えて学級経営の再スタートをきるためには何をすべきか。どんなことに留意したらよいか。学校・学級別にポイントや実践例を紹介する。
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『実践障害児教育』平成25年(2013年)度
 
2014年3月号
特集:「学び方を学ぶ」授業と協同学習
 
 発達障害のある子どもが共に学ぶ学級経営と授業づくりのヒントになる「学び方を学ぶ」授業と協同学習。「ユニバーサルな授業」を目指した、小中学校での取り組みを紹介する。
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2014年2月号
特集:子どもが自信をもてる教え方
 
 技能検定などの発表の場を経験することは、就労を促進する点においても、自立のうえでも、成長の糧となり、大きな自信につながる。技能検定・競技に向けた指導や専門家との連携などについて事例をとおして考えてみよう。
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2014年1月号
特集:育てたい力を明確にして指導を見直す
授業改善に役立つ学習評価
 
 学習評価は、子どもの学習の到達状況を把握することで、授業や指導計画の改善を図るために行う。一人ひとりの学習状況を丁寧に把握する「手段」として活用し、すべての子どものよりよい学びに生かす方法を紹介する。
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2013年12月号
特集:特性に応じた指導で子どもが答えに気づく!
学習もやもやをスッキリさせる算数指導
 
 算数の計算で、「何がどうしてそうなるのかわからない」という気持ちでもやもやしている子どもたちは、そのまま指導が進むと、進級進学後に大きくつまずく。子どもが自分で気づいてスッキリできる指導の工夫を紹介する。
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2013年11月号
特集:ダウン症の特性に応じた指導のポイント
 
 ダウン症の児童生徒に対してのイメージは、現場でだいたい一致していると思うが、特性の理解や指導方法などについてはどうだろうか? また、卒業後もふまえた今だからできる支援についてはどうだろうか? あらためて実践をとおして考えてみよう。
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2013年10月号
特集:やるなら今から! 子どもたちを守る防災教育
 
 見通しがもてないと不安になる子どもたちへの防災教育は、日常の学校生活の中に取り入れていくのがよい。子どもが自分で身を守る(自助)、地域などと連携して守る(共助)、今からできる特別でない防災教育を実践とともに考えよう。
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2013年9月号
特集:みんなで見つけて、共有しよう!
〝いいところ〞を積極的に生かす授業づくり
 
 「近年、子どもの「いいところ」「自尊心」の大切さがあらためて見直されている。通常学級や特別支援学校での実践例や教室でできるワークショップをとおして、子どものいいところを見つけ、伸ばしていこう。
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2013年8月号
1冊特集:学習につまずく子どもの支援を見直そう
読み・書き・計算・自尊感情への対応
 
 「学習面で苦しんでいる児童生徒にどのように気づくのか?一人ひとりのつまずきに対してどう指導していくのか? 今号は、2013 年度版学習指導の実践を大特集。また、学習だけでなく、子どもの心のケア、予防も含めた支援をいっしょに考えてみよう!
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2013年7月号
特集:心をしなやかに! 子どもの心の立ち直り力をサポートする
 
 「レジリエンス」=「立ち直る力、回復力」。子どもの中にある回復力を引き出し、育むことは、心に柔軟性を与え、折れにくい心を育てる。今後、子どもたちが社会に出るにあたり、レジリエンスの重要性はますます高まっていく。力の育て方、高め方を実践をとおして紹介する。
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2013年6月号
特集:なぜ? どうする? がわかる 姿勢の悪さと動きの指導
 
 猫背で姿勢が悪い、動きがぎこちない子どもを目の前にしたとき、「ちゃんとしなさい」で終わらせていないだろうか。言葉で言うのではなく、「どうすればよいのか」を具体的に指導しなければ改善はされない。心と体の健康に密接に関係している姿勢指導について詳しく紹介しよう。
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2013年5月号
特集:人との関わりをとおして育てる言語・コミュニケーションの力
 
 コミュニケーションは、双方向で行われるもの。子どもの言葉の問題だけでなく、大人が関わり方や言葉かけを変えることで、子どものコミュニケーションの力が育ってくる。3つの事例から、アプローチの技法を紹介する。
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2013年4月号
特集:100円ショップ大活用!!子どもに合わせたお手軽教材づくり
 
 子どものニーズに対応した教材を自作することは時間的にも難しいと感じている読者のみなさん! 子どもに合わせて工夫された教材は特別支援教育ではとても大切。100 円ショップなどの材料をもとに、安価で手軽に作れる教材を紹介しよう。
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『実践障害児教育』平成24年(2012年)度
 
2013年3月号
特集:通級、特別支援学級で活用する!自閉症スペクトラム児の人間関係形成プログラム
 
 自閉症スペクトラムの子どもは人との関わりをもちにくく、社会性の発達がネックになるという。そんな子どもたちを支援し、良好な人間関係を築いて豊かな生活を実現するために開発されたプログラムと基本的な人間関係力を学ぶための活動を紹介する。
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2013年2月号
特集:実践レベルになってきた 真・ライフスキルトレーニング
 
 障害があっても、友だちと出かけたり、好きなお店に行きたいという気持ちは変わりません。そのとき起こりうる問題に対応するために、ライフスキル(LS)を獲得するトレーニングが必要であることは以前からいわれています。ここでは、さらに発展し、根付いてきたという意味での、「真」のライフスキルトレーニングを紹介します。
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2013年1月号
特集:つなぐ…外部専門家の専門性を指導に生かす
 
 子どもたちが何に困っているのか、どう対応したらよいのかなど、OT、STのアセスメントは授業などに反映させていきたい。専門家の専門性を指導に変換して、チームで授業を変えた実践を紹介する。
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2012年12月号
特集:教科別の指導にキャリア教育を注ぎ込む
 
 子どもたちの「生きる力」に結びつけるため、キャリア教育の視点はすべての学習に採り入れられる必要がある。子どもたちのキャリア発達をふまえ「主体的に学ぶ」ことを目指した教科別の指導における事例を特集する。
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2012年11月号
特集:再点検! 子どもに届く評価・振り返り
 
 自己肯定感が低下しがちな子どもには活動を評価して意欲を高めることが大事になる。正しく子どもに届くための子どもに合わせた多様な評価を、さまざまな実践例を交えて紹介する。
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2012年10月号
特集:保護者とのコミュニケーション力をアップする!!
 
 子どもへのチーム援助につながる保護者理解や連携が、難しいと感じている読者も多いのではないだろうか。そこで今回、保護者の本音を知り、保護者とのコミュニケーションの質を高める工夫を考えてみたい。
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2012年9月号
特集:いつでも、どこでも、誰とでも 般化のための3つのアプローチ
 
 さまざまな場面での適切な行動を指導しても、「このときはできたのに、他ではうまくできない」など、「なかなか般化しない」という声が聞かれる。般化を促すための指導のポイントと、3つの視点にもとづいた実践例を紹介する。
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2012年8月号
1冊特集:もっといい授業がしたい! 授業改善のススメ
 
 いい授業とはどんな授業だろうか?いい授業にするためには、どのような研究や工夫をすればいいのだろうか?そんな疑問に答えるため、本特集では、指導方法と授業内容に分けて授業改善のポイントを紹介する。
POD版はこちらです
 
 
2012年7月号
特集:水の中だからこそできる! プールで楽しく運動発達
 
 陸上での運動は苦手な子どもでも、浮力がある水中では楽しんでできることが多い。動かせたということは、自分の身体を知ることに役立ち、発達を促すことができる。陸上運動への導入としても期待できる、楽しくできるおすすめプログラムを紹介する。
POD版はこちらです
 
 
2012年6月号
特集:学校・家庭・地域で支援する卒業後も楽しめる余暇活動
 
 余暇についての学習は、卒業後の豊かな生活にも関わってくる。特に地域のなかで充実した余暇活動ができるよう支援することは、自立の支援にもつながる。学校などでできる工夫を紹介しよう。
POD版はこちらです
 
 
2012年5月号
特集:早期介入から継続的支援へ強度行動障害の壁を乗り越えよう
 
 著しい自傷、他傷などの行動を示す強度行動障害は、自閉症との関連も深く、社会参加を妨げる壁ともなる。しかし、早期に適切な対応をすることで予防されることが明らかになってきた。
POD版はこちらです
 
 
2012年4月号
特集:認知特性を生かして、よりわかりやすく! 視覚的アプローチによる国語・算数・SSTの指導
 
WISC- Ⅳなどの心理検査から視覚的な認知能力が強いと思われる子どもには、その能力を活用した指導が有効だ。検査の解釈とともに、困難が多く見られる「国語」「算数」「ソーシャルスキル」の指導について、活用事例を紹介する。
POD版はこちらです
 
『実践障害児教育』平成23年(2011年)度
 
2012年3月号
特集:支援のたすきをつなぐ! 子どもと保護者が安心できる幼保・小の連携
 
ライフステージの段差でつまずく子どもたちがいる。その段差をいかに小さくするかは、子どもを送り出す側、受け入れる側の課題でもある。情報を共有し支援をつないでいくことで、保護者の信頼を得ていくことができる。
 
 
2012年2月号
特集:子どもにもっと自信とやる気を! 育ててますか? 自尊感情
 
近年、日本の子どもたちの自尊感情の低さが話題になっている。加えて、発達障害のある子どもになると、叱られたり失敗を重ねたりすることで、さらに自尊感情が低下してしまう傾向にある。子ども一人ひとりを見つめ、それぞれのよさを引き出す指導の実践を紹介しよう。
 
 
2012年1月号
特集:チャレンジする心を育てる! 職業教育で終わらないキャリア教育
 
苦手なことをずっと続けていても、それが子どもの幸せにつながるとは限らない。学習の目標設定をトップダウン型にするということは、子どもが自分で今できることから始めて、実生活の中で役だつ生きる力を身につけることである。
 
 
2011年12月号
特集:T・T(チームティーチング)を科学する
 
チームティーチングは複数の教師などが協力して指導することである。もちろん、新しく始まったことではない。しかし、役割分担が明確でない子どもに張りつきすぎるなどの状況になっていないだろうか?授業や子どもたちが変わるためにはチームをいかに効率的に機能させるかにかかっている。うまく動くと授業が変わる!
 
 
2011年11月号
特集:ボトムアップからトップダウン形へ指導のギアを切り替えよう!
 
苦手なことをずっと続けていても、それが子どもの幸せにつながるとは限らない。学習の目標設定をトップダウン型にするということは、子どもが自分で今できることから始めて、実生活の中で役だつ生きる力を身につけることである。
 
 
2011年10月号
特集:ライフステージに合わせて育てる自己決定力
 
学校で子どもたちが自己決定できる機会は十分に与えられているだろうか? その子らしさを生かしながら、小・中・高とそれぞれの段階に応じた自己決定力をつける実践を紹介する。
 
 
2011年9月号
特集:「得意」なことが子どもを伸ばす!
 
発達障害のある子どもたちの指導において、得意なことや興味・関心のあることを生かす方法はこれまでも行われてきている。しかし、得意なことを重視した指導にはもちろん心理学・脳科学的な根拠がある。それはどういったことなのかを学び、その有用性についてあらためて考えよう。
 
 
2011年8月号
1冊まるごと特集:ICTで変わる障害児教育の現在と未来
 
技術の進歩はめざましく、教育現場にもICT が次々と取り入れられている。障害のある子どもたちにとってもそれらは便利なものであり、学習を助け、幸せに生活するための有効なツールとなる。ICT 教育の現状を知ることで、これからできることを考えてみよう。
 
 
2011年7月号
特集:センター試験新制度と学生サポート最前線
 
今年の大学入試センター試験から、発達障害のある受験生に対して配慮した試験が実施された。これによってどのように大学進学への道が広がったのか、さらには、高校や大学での配慮はどのようになっているのかを紹介する。
 
 
2011年6月号
特集:震災後にすべき心のケア
 
東日本大震災から約2か月がたった。被災地はもちろん、報道を見たり、大人たちの会話を聞いていた子どもたちの心は不安やストレスでいっぱいだ。深刻な問題に発展する前に、今すぐに心に寄り添う対応をしよう。
 
 
2011年5月号
特集:視覚障害教育に学ぶ見せるテクニック
 
視覚特別支援学校では、物を明確に見せ、集中しやすいようにさまざまな工夫がなされている。これらは、発達障害の子どもたちの教育にも生かせるものが多い。視覚障害教育に携わっておられる先生がたから、見やすく、学習意欲を高めるテクニックを学ぼう。
 
 
2011年4月号
特集:発達に合わせた運動遊びの指導
 
運動面で困難のある子どもには、一人ひとりに合わせた運動課題を用意する必要がある。本特集では、チェックリストで発達段階や体力、運動技能のレベルを確認したうえで、5つの学習テーマで実践例を紹介する。
 
『実践障害児教育』平成22年(2010年)度
 
2011年3月号
特集:その就労支援 何が足りない?
 
就労のための教育として、職業訓練やSSTなどさまざまな授業が行われている。また、働く意欲を高めるためのプログラムも多い。しかし、今一度考えてみたい。その指導内容は、雇用側の意にかなったものだろうか。送り出す側とbr受け入れる側でギャップはないだろうか。学校から職場へのスムーズなバトンタッチのために雇用側の意見をお聞きした。
 
 
2011年2月号
特集:読み障害の理解と支援
 
文字・文章の読みに障害があり、授業に困難を示している子どもたちがいる。読みはさまざまな授業の基本となるため、早期に適切な指導をしてあげたい。子どもの事例を挙げながら、その背景や支援の実際を教材と共に紹介する。
 
 
2011年1月号
一冊まるごと特集:不登校へのケアとサポート
 
発達障害のある子どもが二次障害によって不登校になるケースが多いことは知られている。では、その実態はどのようなものか、また、発達障害を理解した上での不登校支援はどのように行われるべきなのか。予防、対応、回復の観点から事例を交えて紹介する。
 
 
2010年12月号
特集:行動問題は育ちのチャンス!
 
困った行動の背景には、子どもがもてる力をうまく発揮できない状況があります。子どもの行動を観察し「なぜ、そのように行動するのか?」を読み解くと、子どものもてる力を高める支援が見えてきます。
 
 
2010年11月号
特集:目指せ! VOCAマスター
 
ことばをじょうずに扱えない子どもたちにとって、音声によって気持ちを伝えることができるVOCAは、とても便利なツールだ。しかし、子どもの目の前に置いただけでは十分ではない。子ども自身が積極的に使うようにするためには段階を踏んで練習していくことが大切だ。
 
 
2010年10月号
特集:清掃技能検定をとおしたキャリア教育の実践
 
東京都の知的障害特別支援学校では、4年前から「清掃技能検定」を行っている。これは、技術習得だけでなく、キャリア教育とも深いかかわりがある検定だ。都外からも注目されるこの取り組みについて取材した。
 
 
2010年9月号
特集:地域力を生かして発達生涯のある子をサポートする
 
岩手県一関市に平成14年に発足した『岩手県南部特別支援教育研究会』(略称=ISSNE)は医療、保健、福祉、教育などの各分野の有志により、発達障害のある子どもの理解と支援を充実させるためにつくられた組織である。土曜日などの地域支援の取り組みの実際を、学校や保育園での事例を交えて紹介する。
 
 
2010年8月号
特集:自閉症児の才能開発ーギフテッドの育て方・育ち方
 
発達に偏りがあるが、「ギフテッド」と呼ばれる、天才的な能力をもつ子どもたちがいる。能力の“谷”と“峰”をもつ子どもたちは、認知特性への配慮と適切な教育によって、その才能を開花させることができる。ギフテッドへのきょういくのあり方や見つけ方、伸ばし方などを紹介する。
 
 
2010年7月号
特集:水泳ムーブメントが子どもの力を引き出す
 
水の刺激や浮遊感のあるプールは、子どもたちにとって陸上とは別世界。そこでのムーブメントには、陸上にない魅力と発達を促す効果が期待できる。楽しみながら自分の身体意識を高めるプログラムは、成人後も楽しめる水泳への入口でもある。
 
 
2010年6月号
特集:発達障害のある3組のご夫婦に聞く
 
子どもたちを障害の診断名でラベリングして、「特性に応じた支援」にこだわっていないだろうか? 本来苦手とされている異性とのコミュニケーションを経て結婚され、社会生活を送っているご夫婦の体験から、自立に向けてすべきことが見えてくる。
 
 
2010年5月号
特集:子どもを育てる音楽のチカラ!
 
音楽は感覚や運動能力、コミュニケーション能力などの発達促進に大きな力を与えてくれる。いっしょに歌や楽器を楽しみながら、子どもたちが自分の世界を広げる授業づくりをしていこう!
 
 
2010年4月号
特集:始まっている小中高の新たな取り組み
 
昨今の通常の学校において、特別支援学級や通常学級だけでは、十分な教育や支援が行えない子どもたちがいる。そこに特別支援教室という構想が生まれてきた。その実際を研究開発学校の取り組みを中心にルポする。
 
『実践障害児教育』平成21年(2009年)度
 
2010年3月号
特集:小中学校から始めるキャリア教育
 
キャリア教育は高等部だけで行うものではない。就労するための意欲や責任感は早期から育てる必要がある。生活単元学習なども、教育の目的を意識して工夫するだけでキャリア教育になるのだ。
 
 
2010年2月号
特集:子どもに向けた通知表を作ろう!
 
通知表はどこの学校でも作成されるもの─。通知表の内容に子どもたちは一喜一憂し、次学期の活動への自信や反省につなげていきます。しかし特別支援学校・学級では保護者に向けて書かれたものがほとんどで、子ども向けの通知表は作られていないのが実情のようです。そこで今月号の特集では、子どもに分かる内容で書かれている通知表とその活用の実践について特集しました。
 
 
2010年1月号
1冊まるごと特集:贈ることば ―どうしたら一人前の教師になれるか
 
先輩教師はどのような体験を経て、成長してきたのか。いつの時代も、教育の本質は不変のはず。先輩がたからの元気になる“ことば”を届けよう。
 
 
2009年12月号
特集:子どもが分かって動ける授業づくり
 
特別支援学校における「授業づくり」にはさまざまな視点や観点が含まれる。一方、特別支援教育では、自立や社会参加に向けた主体的な取り組みを支援するために、子ども一人ひとりの教育的ニーズに応じた適切な指導および必要な支援を目ざしている。そこで本特集では、「授業方法論」を中心に子どものもてる力を高め、生活や学習上の困難を改善または克服するための教育的支援のあり方と、それをもとにしたすべての教科・領域の授業のねらいを達成するための「授業づくり」について考えてみたい。
 
 
2009年11月号
特集:新学習指導要領の趣旨を理解し生かそう
 
新学習指導要領を生かし、子どもたちの「生きる力」を育てていくためにはどうしたらよいだろう。個別の指導計画の作成など、通常の学級までも含めた理解と活用を考える。
 
 
2009年10月号
特集:もっと楽しく修学旅行
 
近年、海外に足を伸ばすこともある学校生活最大の思い出「修学旅行」。子どもたちが見通しをもって参加し、一人ひとりが旅の主役になって楽しい思い出をつくるための配慮と工夫を紹介する。
 
 
2009年9月号
特集:体験学習で子どもの生きる力を育てる
 
宿泊学習や職業体験など、教室外で経験させておきたいことは山ほどある。しかし、その場かぎりの体験で終わらせず、学習したことを日常生活や卒後にも役立つよう定着させるにはどうしたらよいだろうか。事前・事後学習や積み重ねなど、子どもの自立に結びつく工夫を紹介する。
 
 
2009年8月号
1冊まるごと特集:脳科学・神経心理学から発達障害児への教育と支援
 
最新の脳の研究によって、発達障害とは何かがさらに明らかになってきている。そこで各専門の分野から具体的な子どものケースをあげ、教育と支援の方法について大特集した。
 
 
2009年7月号
特集:総合的なセラピーで発達障害のある子の生きる力を伸ばす取り組み
 
就学前は人生の基礎の時代でもある。その時期に本人と家族をどのように学校につなげるかが大切になってくる。そのためには、子どもの発達領域全般を伸ばすための総合的なセラピーが必要だと、のぞみ牧場学園の津田望氏は実践されてきた。そのポイントは、専門家による発達の分析と協働である。また、就学後には、学校との協働でフォローすることも必要になってくる。ここで紹介するセラピーは、学校、地域が違っていても子どもに合わせてできるものばかりだ。
 
 
2009年6月号
特集:子どもの見え方,きちんと理解していますか?
 
目の前の文字や物は、だれも同じように見えていると思いがちです。しかし子どもの中には、にじんだりゆらいで見えたり、鏡文字やかすんだりするような見え方をしているケースも……。子どもにとって物がどのように見えているのか、少し気をつけてみませんか。
 
 
2009年5月号
特集:新学習指導要領を発達障害のある子に生かす
 
自閉症などの発達障害のある子のソーシャルスキルをどう伸ばすか。これまで研究開発校などで先進的に取り組まれてきた内容が,今回の学習指導要領の改訂で自立活動の中に盛り込まれた。ここでは,具体的な4つの実践事例と,それらを皆さんの実践に応用する際のヒントも紹介する。
 
 
2009年4月号
特集:新年度のスタートは、初対面の子ども同士を仲間にしよう!
 
期待と不安でいっぱいの新年度。環境変化への対応が難しい子、コミュニケーションが苦手な子……過ごしやすい学級づくりには、子どもたち同士をつなげる支援が欠かせない。そこで今回は、子どもたちが早くお互いを知り合い、仲よくなれるような工夫や活動を紹介する。
 
『実践障害児教育』平成20年(2008年)度
 
2009年3月号
特集:子どもにまちがえさせない指導の工夫
 
「まちがいから学ぼう」とよく言われるが、基礎的な力が備わっていない段階では、それは難しい。子どもたちがまちがうことなく課題を達成し、学ぶ楽しさを体験するためには、どのような工夫や対策があるだろうか。その具体的な実践例を紹介する。
 
 
2009年2月号
特集:子どもへの対応を中心に実践事例を学ぶ
 
最近はいろいろな教育理論や方法論が提案されている。しかし子どもたちはなかなかマニュアルどおりにいかないことも先生がたは多々経験されているのではないだろうか。やはり教師はさまざまな子どもとかかわり、悩みながら試行錯誤し、創意工夫することに喜びを感じ、子どもたちもそのような取り組みの中で伸びてゆくのではないだろうか。その意味で一つひとつの実践に学んでいくことをあらためて特集したい。
 
 
2009年1月号
1冊まるごと特集:脳科学と特別支援教育
 
脳画像診断などの技術の発達により、発達障害を脳科学の立場から解明しようという機運が高まっている。だが、そもそも脳科学とは何なのか? そして、脳科学の知見を特別支援教育に活用するためにはどうしたらいいのか?
 
 
2008年12月号
特集:子どもと楽しむ毎日の給食
 
先生がたは毎日,子どもたちと給食の時間を過ごしていらっしゃるでしょう。偏食が心配な子を見過ごしてはおけないし,カロリーの取りすぎで肥満が進んでいる子もなんとかしたい。しかし,厳しく指導すれば楽しい給食の時間も台なし。皆さんはどのように給食指導に取り組んでいらっしゃるのでしょうか。そこでまず,栄養教諭が中核になって給食や食に関する指導に取り組んでいる様子を,この夏に開かれた研究大会を通してレポートします。
 
 
2008年11月号
特集:地域サポーターをつくろう
 
発達障害のある子どもたちが自立して生活できるように、子どもたちを支える地域をつくりたい――今回は、学校と地域を巻き込んだNPOや学校の活動など、3つの地域での実践事例を紹介する。
 
 
2008年10月号
特集:子どもの個性が輝く絵画の指導
 
図工や美術の時間、子どもたちにもっと表現活動を楽しんでほしい、感性を磨き、自分を自由に表現することを知ってほしい……。そのために、教師はどのように子どもたちを支援すればよいのだろうか。
 
 
2008年9月号
特集:緊急! 秋の運動会対応策
 
日々の指導の成果が運動会で花開く。運動会を通して子どもが変わる。しかし、スタートのピストルの音が苦手だったり、いつもと違う活動や急な予定の変更にパニックを起こす子どもたち。当日の成功を目ざしたさまざまな工夫や対応策を緊急特集。
 
 
2008年8月号
1冊まるごと特集:本人・保護者・きょうだいが語る 学校にしてほしいこと、してほしかったこと
 
学校生活や子育てを経験した今だから言えること,子どもたちの幸せを願うからこそ伝えたい学校や教師へのメッセージがある。本人,保護者,きょうだい,それぞれの思いが込められた8つのストーリー。
 
 
2008年7月号
特集:動きを通した学びと育ち―横国式 国語・算数ムーブメント
 
特別支援教育においては、子どもたちの心身の発達を促すさまざまな教育技法が考案され、実践されている。その一つとして、今回は、横浜国立大学教育人間科学部附属特別支援学校において取り組みが進められてきたムーブメント教育について紹介する。
 
 
2008年6月号
特集:理解に合わせた国語の指導 リライト教材を作ろう
 
子どもたちの学びを支援するためには、教科書も個に応じたものを使いたい。そこで今回は、一人ひとりに合わせて作成・活用できる「リライト教材」の作り方の概要と、それを活用した授業の実践を紹介する。
 
 
2008年5月号
特集:今年は体育の指導に力を入れて取り組もう! ―課題別・段階別指導の実際
 
体育の指導は、子どもたちの一生を見すえた支援として、心身の健康と発達という観点からも重要です。今年度は子どもたちにとって楽しくて気持ちよく、おもしろい体育に取り組みませんか。
 
 
2008年4月号
特集:子どもが過ごしやすい教室をデザインする
 
子どもたちが安心して学校生活を送るためには、授業づくりなどのソフト面だけでなく、環境づくりというハード面の支援も重要である。そこで今回は、教室環境をどのようにつくるかに焦点を当てた実践を紹介する。
 
『実践障害児教育』平成19年(2007年)度
 
2008年3月号
特集:先輩教師の技術を学ぶ
 
団塊世代の大量退職によって、特別支援教育の現場でも,豊富な知識と技術が失われていくことが懸念されている。ベテラン教師の技術をどのように継承していけばよいのか、学ぶ側と伝える側の双方の実践を紹介する。
 
 
2008年2月号
特集:特別支援教育を「特別」にしない取り組み
 
特別支援教育は「特別」な子どものニーズにこたえる「特別」な教育なのだろうか。その問いかけに対し、今回は、個別の指導という観点ではなく、学校や学年、学級全体に働きかける特別支援教育の実践例を紹介する。
 
 
2008年1月号
一冊まるごと特集:園・学校でできる子ども虐待への対応
 
【杉山登志郎先生企画・構成】子ども虐待を最初に察知できるのは、先生がたである。日本では虐待された子の戻る先は、家庭になる。戻った子が、もう虐待なく養育されているかを知ることができるのも、担任の先生がただという。そこで虐待対応の具体策を一冊特集してみた。