漢字源 改訂第四版 漢字検索用CD-ROM付版

第3章「漢字源第四版 検索ツール」活用術

「漢字源第四版 検索ツール」は、書籍の『漢字源』改訂第四版を引くためのものです。

『漢字源』改訂第四版には約17,000字の漢字が収録されており、この17,000字が全て「漢字源第四版 検索ツール」で検索できます。

「漢字源第四版 検索ツール」を上手に使えば、部首・音訓・総画数がわからなくても、素早く漢字を絞り込み、目当ての漢字を探し出すことができます。

検索結果は、漢字と、その漢字についている漢字番号(親字番号)で表示され、漢字番号(親字番号)をもとに書籍の『漢字源』改訂第四版を引きます。

パソコンならではの検索方法と書籍の読みやすさとを融合させています。

次から具体的な漢字検索の方法を説明します。

検索の方法

5種類の条件設定を組み合わせて、最大4つの条件を入力して、検索することができます。また、「パーツ」と「総画数」など異なる条件設定を組み合わせることができます。

条件設定は次の5種類
▼パーツ検索
▼部首検索
▼総画数検索
▼音訓検索
▼名付け読み検索

パーツ、部首、総画数などは、[▼]ボタンをクリックして操作して切り替えます。

※パーツ・音訓・名付けは複数の条件設定に指定できますが、部首・総画数は1つの条件設定にしか指定できません。

条件の部分にパーツや読み、画数などを入力します。

特許「パーツ検索」で漢字を一発検索

「漢字源第四版 検索ツール」は、他にない大きな特徴を持った漢字の検索方法を持っています。この検索方法は「パーツ検索」と呼ばれ、学研が開発し、特許を持つものです。

「パーツ検索」での検索

▼パーツ検索
漢字は、図形的に見るといくつかの部首やほかの漢字などに分割して考えることができます。この分割された一つ一つの要素をパーツと呼びます。
たとえば「線」という漢字の場合には、「糸」と「泉」に分割されます。「泉」は「白」と「水」にも分割されます。

「線」=「糸」+「泉」=「糸」+「白」+「水」

パーツ検索とは、こうしたパーツを組み合わせて漢字検索することをいいます。

パーツは読み・漢字で入力できます。

例えば、次の漢字を漢和辞典で引く場合はどうすればよいでしょうか。

森鴎外(もり おうがい) 醤油拉麺(しょうゆらーめん)

特許「パーツ検索」では、漢字を構成するパーツ(部分・部品)の読みをいくつか入力すれば魔法のように一発で検索できます。

パソコンの検索ツールの入力欄にそれぞれ、鴎は、「品」か「しな」と「鳥」か「とり」を入力して、検索ボタンをクリックする(あるいはEnterキーを押す)と、検索結果表示欄に「鴎」の字と、『漢字源』改訂第四版の親字番号16963が表示されます。

醤は、「寸」か「すん」と「酉」か「とり」を入力して、検索ボタンをクリックする(あるいはEnterキーを押す)と、検索結果表示欄に醤の字と、『漢字源』改訂第四版の親字番号14703が表示されます。

麺は、「人」か「ひと」と「面」か「めん」を入力して、検索ボタンをクリックする(あるいはEnterキーを押す)と、検索結果表示欄に麺の字と、『漢字源』改訂第四版の親字番号17094が表示されます。

本の、天の柱にある親字番号(〈〉で括ってある数字)を探せば、

鴎は、1834ページにあり、人名用漢字であることがわかります。

醤は、1615ページにあり、人名用漢字であることがわかります。

麺は、1843ページにあり、印刷標準字体であることがわかります。

さらに、もっと難しい次の漢字を漢和辞典で引く場合はどうすればよいでしょうか。

飆爨

も、部首も分からなければ総画数を数えるのもめんどうです。

は、「犬」か「いぬ」と、「風」か「かぜ」を、は、「林」か「はやし」と、「火」か「ひ」を入力すれば、鴎醤麺と同じくすぐに検索できます。

『漢字源第四版・漢字検索用CD-ROM付』の特徴と歩み

●漢字の疑問が解決できる辞典——「漢字の力」がついてくる!

●PCの検索性と紙の一覧性を兼備した画期的な一冊!

 『漢字源』は、藤堂明保先生の研究「単語家族の理論」(漢字を個別的に解釈せず、体系化して解釈する理論)と「上古漢語の復元と音韻的体系化」(漢字を単に字形的に解釈せず、言語学的に体系化して解釈)を基礎にして、一般の読者や高校生に理解しやすく提供するという編集方針のもとに作った漢和辞典です。

初版(1988年発行)
 大好評であった『学研漢和大字典』の要素を大幅に取り入れた漢和辞典として登場しました。
新版(二版・1994年発行)
 JIS第一・第二水準漢字を全て収録しました。
改訂新版(三版・2002年発行)
 JIS第三・第四水準漢字を全て収録し、類書で初めてユニコードを採用しました。
 他にも漢文学習者の便を考え〈語法コラム〉を新設。本文欄外に同画数部首一覧を掲載し、小口に画数を印刷して検索性を高める工夫も加えました。
 常に時代の最先端を走り、かつ読者の利便性を第一に考えて編集してきました。
改訂第四版(2007年発行)
近年の漢字行政・漢字環境の変化に対応しています。
  • 新人名用漢字に対応。
  • JIS漢字の字形変更への対応。
  • 〈字形〉ロゴのもとに、字形の解説や、筆順、部首についての注意点を記述。
    新版以来、電子辞書における圧倒的シェア、つまり電子化対応への知識の集積と、それの書籍への反映を行っています。
  • 収録親字数一万七千字は類書中最多。JIS[第一〜第四水準・補助]漢字を完全収録。ユニコードも表示。
  • 書籍とJISとの字形を区別し、両方を表示。
    漢和辞典は訓が少ないという指摘にも真摯に応えています。
  • 〈和訓〉ロゴのもとに漢和辞典に採用されない訓を国語辞典から収集掲載。さらに音訓索引にも掲出して検索の便を高めました。
高校生の漢文学習に供するための工夫を加えています。
  • 収録熟語数八万八千語、イラスト五四〇点は類書中最多。
  • 漢文用例は、類書を圧倒する掲載数。
  • 〈語法コラム〉の見直しと、索引の充実。
  • 紙面を刷新。見やすく理解しやすくしました。
改訂第四版・漢字検索用CD-ROM付(2008年発行)
 付属のCD-ROMをパソコンにインストールすれば、部首・音訓・総画がわからなくても、漢字をパーツに分けて検索する特許「パーツ検索」で漢字が楽々探せます。
 もちろん「部首」・「音訓」・「総画」からも、また子供の名付けに使える「名付」でも検索可能です。
 検索結果は、漢字と『漢字源』の親字番号で表示されます。
 「漢和辞典を使う」ことを目的に検索の手間を極力減らすことに成功。PCの検索性と紙の一覧性を兼備した画期的な一冊です。

 藤堂先生の「漢字を合理的に理解してほしい」との思いをこめた『漢字源』は、漢字にまつわるさまざまな疑問を素早く解決できる辞典です。