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幼児

年少から始める! ひらがなをマスターしたい親子に贈るベストな方法

年少から始める! ひらがなをマスターしたい親子に贈るベストな方法

多くの子どもが幼稚園や保育園に通うようになる年少期。入園して初めて周りの子どもがひらがなを読めることを知り、あわてて我が子に習得を急がせる、といった親子の姿も見られます。
ひらがなの読み書きができるようになる時期は子ども一人ひとり異なり、お子さん自身が興味をもてない時期に教えようとしてもよい結果は期待できません。この記事では年少である3歳、4歳児を中心に、ひらがな練習のコツや親のサポート方法、役立つアイテムについて紹介します。

※目次※

  1. 年少でひらがなが読めない・書けないのは問題なし!
  2. ひらがなの教え方ステップ【読み編】
  3. ひらがなの教え方ステップ【書き編】
  4. 年少からのひらがな練習に役立つ! オススメアイテム9選
  5. ひらがな練習の上手なサポート方法
  6. まとめ

年少でひらがなが読めない&書けないのは問題なし!

子どもの発達は個人差が大きく、人それぞれ。年少で文字を読めない、書けないからといって心配する必要はありません。特に成長がいちじるしい幼児期は、たった1か月の差でも大きな違いとして現れます。
また、興味をもったら吸収が早いのも子どもの特長ですよね。この前までひらがなを読めなかったのに、急にひとりで絵本を読めるようになった、というのはよくあることです。
年長になり、就学直前(6歳)になると、約9割の子どもは名前をはじめとしたひらがなの読み書きを習得します。年少から就学前まで2年以上があるので、あせらず我が子に合ったステップで進めていきましょう。

ひらがなの教え方ステップ【読み編】

お子さんにひらがなを教えたいと思っても、興味がわかなければなかなか難しいものです。逆に子どもから文字の読み方を聞いてきたら、探求心を広げるチャンス! ほとんど関心がない子も、今は時期じゃないととらえ、あたたかく見守りましょう。ここでは、ひらがなの読みを教えるタイミングやステップについて紹介します。

子どもが興味をもったときが教えるタイミング

子どもが進んで文字に興味をもったとき「なんて書いてあるの?」「私の名前はどう書くの?」などと質問してきます。年少では文字に意味があることはすでに認識していますが、意味を知りたいと訴えてきたときが教えるタイミングです。

たずねられたら、そのときはゆっくり丁寧に教えてあげてください。子どもは興味をもつと、あっという間に習得しますよね。漢字を聞いてくる子どももいますが、まだ難しいかも?と思っても、いったん書いて見せてあげると知的好奇心が満たされます

まずは自分の名前を読もう

最初は自分の名前から読み始めます。就園している子なら持ち物に自分の名前が書いてあるので、なんとなく覚えている子が多いかもしれません。自分の名前、名字が読めるようになったら、家族やペットの名前も教えてあげましょう。また、そのときに年齢も教えれば2桁の数字の概念もつかめます。

身の回りにある文字を読み始める

文字に興味がわくと同時に、自分が読める看板の表示や園の掲示、テレビの文字などを読み始めます。覚えたひらがなや数字を次々に声に出して読んでいく子も少なくありません。

親としては「なんて読むの?」と聞かれたらできる限り答えてあげましょう。文字を教える際は「あいうえお順」でなくてもよく、単語で文字を覚えるほうが楽しめる傾向です。幼児向けの五十音表は子どもがいつでも確認できるよう、壁などに貼っておくとよいですね。

絵本を一緒に読んでみよう

ある程度ひらがなを読めるようになったら、自分で簡単な絵本を読むことにチャレンジ! ひとり読みもよいですが、そばで子どもの音読を聞いてあげ、少し大げさにほめてあげましょう。

音読する絵本は対象年齢より少し下の、文字数が少なく単語で構成されたものから始めるのがオススメです。もちろん子どもがお気に入りの絵本でもOK。読めない文字は親がサポートしながら、読書の時間をつくってみてください。

ひらがなの教え方ステップ【書き編】

いきなりひらがなを書き始めることは子どもには難しいものです。ステップを踏んでひらがなを身につけましょう。鉛筆の持ち方を確認したら、文字を書く前のウォーミングアップとして「運筆(うんぴつ)」をオススメします。丸やぐるぐる、はねる線など、ひらがなを書くときの基本練習です。

名前を書けるようになろう

「お勉強感」を出さなくてもよいので、ノートに自由に書かせて飽きたらお絵かきにチェンジ!というやり方でも十分です。お絵かきの延長でひらがなを学ぶくらいの姿勢で気軽に始めましょう。

とはいえ、親は早く覚えてほしいと思うものですよね。しっかり教える際には、まずなぞり書きから始めます。必ずしも五十音順でなくてもよいですが、書き順は正しく覚えましょう。まずは自分の名前が書けることを目標にします。

好きな単語を何でも書こう

書くことが楽しくなってきたらどんどん進みます。家族の名前、子どもが好きな食べ物やキャラクターなどを好きなように書かせてあげましょう。何かお絵かきをした隣(となり)に名前を書く子も多い傾向です。お絵かきは運筆にもなるため、お絵かきとひらがなで手先を十分に使わせてあげます。

多少文字がくずれている程度なら訂正せず、「どう書くの?」とたずねねられたら教える程度に留めて、おおらかな気持ちで見守りましょう。

ワークをやってみよう

本格的にひらがな習得の学習を始めるなら、ひらがなワークは大きな力になってくれます! 年少向けのワークの選び方としては、なぞり書きがある、文字が大きく書き込める、イラストがふんだんで子どもの飽きがこないつくりのものがよいでしょう。また、なぞり書きからステップを踏んで、自分ひとりで書けるようになる構成もあればベストです。

お手紙ごっこで楽しく学べる

親子や家族で簡単なお手紙のやりとりを楽しむのも、よいひらがな学習となります。「郵便屋さんごっこ」は子どもが大好きな遊びのひとつです。ポストを一緒に作ってみるのも楽しい時間になるかもしれません。

お手紙交換を楽しむコミュニケーションとひらがな習得ができて知育としても一石二鳥。楽しく遊んでいるうちにひらがなを覚えられるとよいですね。

カタカナやアルファベットにもチャレンジ!

ひらがなを覚えたらカタカナやアルファベット、漢字に挑戦してみるのもいいかもしれません。子どもの好きなキャラクターなどはカタカナ表記も多いため、幼いころから目にして自然と身についた、なんてこともあります。文字が好きな子は次々と覚えるので、身近なものをきっかけに、カタカナや漢字への意欲関心を伸ばしてあげられるとよいですね。

年少からのひらがな練習に役立つ! オススメアイテム9選

こちらでは年少児にぴったりな、ひらがなのお勉強ができる知育玩具やワークを紹介します。毎日の遊びの延長として取り入れられるものばかりなので、ぜひ活用してみてください。無料で使える学研の学習サービスは必見です。

プレゼントにも最適な知育玩具3選

『学研の遊びながらよくわかる あいうえおタブレット』
学研の遊びながらよくわかる あいうえおタブレット

音声でひらがなとカタカナ、言葉を学べます。液晶画面で文字の書き順が確認可能で、「ことば問題」「しりとり」など子どもひとりで遊べる・学べる機能が豊富なのも嬉しいポイントです。

『ディズニーティンカーキッズ びっくりパーツであいうえお』

ひらがな文字パーツからディズニーキャラクターが飛び出します。文字パーツからびっくりパーツを取り出して遊べる仕掛けがいっぱい!
文字パーツで言葉をつくったり、仲間集めをしたりと楽しい遊びが広がります。文字とびっくりパーツでかるた遊びも。

『ひらがな くだもの・やさいえあわせかるた』

カラフルな果物と野菜のかるたが50種類。文字遊びだけでなく絵合わせもできます。持ち運びにもちょうどよいサイズなのでお出かけ先で遊ぶのにもオススメです。

どんどん進む楽しいワーク3選

『3~4歳  かいてけせる ひらがな 新装版』

クレヨンやマーカーペンなどで何度も書いては消して、をくり返せるワークです。カラフルな紙面に、お絵かきや迷路のコーナーもあり子どもを飽きさせません。最初のひらがなワークにオススメ。

『3歳 おすしドリル ~もじ かず ちえ~』

子どもの大好きなお寿司をテーマに、ひらがなだけでなく数や知恵のドリルも入ったボリュームのある1冊。ひらがなはなぞり書き枠、書き始めだけ記した枠、自分で書く枠とステップを踏んで学習できます。シール遊びやお寿司屋さんごっこも楽しめ、知育にぴったりです。

『すみっコぐらし もじ・かず・とけい (3・4・5歳)』

かわいいすみっコキャラたちと楽しくお勉強。ひらがな表もシールも全部すみっコキャラで、お子さんの学習意欲をアップさせます。ワークに苦手意識のある子もこれなら楽しくできそうです!

自分で読めると自信につながる! 絵本3選

『おもしろ あいうえおかるたの え本』 とよなが もりと (著)

イラストも文もユニークなかるた絵本です。中には「読み札を考えてみよう」といったページも。親子で交互に読んでみるのも楽しいかもしれません。

『おつきさまのともだち』 カワチ・レン(著)

お話のおもしろさもさることながら、年少児のひとり読みにちょうどよい文章構成が魅力な1冊。軽快な言葉とシンプルながら巧妙なイラストに見入ってしまう親子が続出です。

『どんぐりむらのぼうしやさん』 なかや みわ(著)

大人気『どんぐりむら』シリーズ。やや文字数が多めなのでスラスラひらがなを読めるようになったころからオススメの1冊です。もちろん読み聞かせをして一緒に文字を追うのもOK!
緻密なイラストは大人も見ていて楽しめます。

ひらがな練習の上手なサポート方法

幼い子どもが何かに挑戦するとき、やさしく励ましてくれる家族がいればもっと頑張ろうという気持ちになるでしょう。ひらがなの練習でもそれは同じこと。こちらでは、ひらがな学習に熱が入りすぎたときについやってしまうNG行動と、上手なサポート方法について解説します。

無理やり取り組ませるのはNG

周りの子どもが、読み書きができるようになってくる年少のころは、うちの子は大丈夫なのかな?と親のほうがあせってしまうもの。しかし、ひらがなに興味をもつタイミングは子どもによって違います。

子どもにその気がないのに無理やり押しつけてしまっては、余計に習得できない要因となるかもしれません。子どもの様子をよく観察し、興味をもつまでゆっくりと待ってみましょう

きれいな文字を求めなくてOK

間違っていたり鏡文字だったりしても注意は最小限にして、「書けた」ことを大いにほめてあげてください。正しい文字を教えつつ、お子さんのやる気を削がないように注意します。年少の子どもにはまだ美しい形の文字を求めなくても大丈夫です。丁寧に書くことを心がけ、「ひらがなを書くのが楽しい!」という気持ちを大切にしてください。

比較はしない! 子どもに合わせてステップアップしていこう

きょうだいやお友だちができるからといって、比較するのはやめましょう。子どもの発達が一人ひとり違うように、文字の習得時期も異なります。就学前までにひらがなの読み書きができるようになることを目標に、子どもに合わせて少しずつステップアップすることが大切です。

成長とともに世界が広がり、教えなくてもいつの間にか習得しているなんてことも子育てではめずらしくありません。

まとめ

子どもがひらがなに興味をもったときが文字を教えるタイミングです。楽しいという気持ちを大切に、正しい書き順で覚えるようにサポートします。便利なドリルや知育玩具を取り入れて、どんどん文字の練習をしてみましょう!

親をはじめとした家族は頑張る子どもの姿を見守り励ましながら、やさしい声かけをしてあげてください。ポジティブな環境であれば、文字を覚えて書くことが好きな子どもに成長するでしょう。

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