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【3年生が夢中で読める本20選!】 読書習慣をつけるための本選びのコツ

【3年生が夢中で読める本20選!】 読書習慣をつけるための本選びのコツ

「読書習慣がある子は集中力があり、勉強も得意」という報告もあります。ほかにも、言語力や思考力、想像力が向上するなど、読書にはメリットがたくさん。だからこそ、お子さんにも本好きになってもらいたいですよね。とはいえ「どんな本を選べばいいかわらない」「読んでほしい本をお子さんが読んでくれない」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、小学校3年生におすすめの20冊を厳選してご紹介します。「本選びのコツ」も踏まえながら、お子さんにぴったりの本を見つけてあげてください。

目次

本を選ぶコツ|3年生にはどんな本がおすすめ?

3年生で読みたい! 夢中になれる本10選

もうすぐ4年生、少し難しい内容にチャレンジできる本10選

読書が好きになる! 本を楽しく読むコツ

読書習慣をつける3つのメリット

まとめ

本を選ぶコツ|3年生にはどんな本がおすすめ?

小学3年生は、低学年から高学年に移り変わる時期。もうすぐ高学年ですが、だからといって、無理に文字が多い本や、長いお話を選ぶ必要はありません。読書で一番大事なのは、お子さんが「読みたい!」「楽しい!」と思う気持ちなのです。その気持ちを引き出すためには、その子のレベルにあった内容や構成の本を選ぶことも大事です。

笑いやおもしろさがある

読書習慣をつけるためには、お子さんが読んで「楽しい」「おもしろい」と思える本を選ぶことが第一です。しかし、保護者の側としてはつい「名作を読んでほしい」「まんがより文字が多い本を読ませたい」などとも思いがちですよね。もちろん、子どもがそれらを「おもしろい」と思えば御の字ですが、「保護者が読んでほしい本」と、「お子さんが楽しいと思う本」は必ずしも同じではありません。保護者の方の要望よりも、お子さんが「楽しく読めるかどうか」を大事にしましょう。

ストーリーがわかりやすい

1~2年生の頃に比べて語彙や理解力が上がった子も多いでしょう。とはいえ、まだ長いストーリーや複雑な内容を読み進めるのは難しいお子さんも多い時期。そういった場合は、短くシンプルなストーリー、なおかつ絵が多くて文字が少なめの本がおすすめです。難しくて理解できなかったり、長くて最後まで読み切れない本だと、読書が苦痛に感じてしまうことも。反対に、1冊読み終わることができる本なら、読み切ったときに達成感も生まれ「また読みたい」「ほかにも読みたい」といった、意欲もわいてきます。

想像力をかき立てる

「難しすぎる」だけでなく、その子にとって、簡単すぎてしまってもおもしろさを見出せません。そのため、読書が好きで、これまでにたくさん読んできた。短いお話はスムーズに読めて理解できるというお子さんには、絵が少なくやや長めのお話にチャレンジしてみましょう。読書に慣れてくると想像力もついてくるので、推理ものや小説などもおすすめです。先の展開を考えながらワクワクする感覚を覚えると、ますます読書が楽しくなっていきます。

3年生で読みたい! 夢中になれる本10選

いくら良質なストーリーの本でも、関心のないテーマは夢中になれません。まずは、「おもしろそう!」と思ってもらうことが必要なので、お子さんが好きなテーマやキャラクターが出てくるもの、お子さんの心をくすぐるビジュアルや仕掛けがあるものなどもおすすめです。そういった親しみやすさに加え、読みやすさにもこだわった10冊をピックアップしました。

世界的な名作『オズの魔法使い』を、子どもが読みやすいようにオールカラーイラストで展開。1冊に50点以上ものイラストを掲載することで臨場感を出し、物語の世界に入り込みやすいよう工夫されています。エピソードごとに章が分かれていて、さくさく読み進められることもポイント。また、主人公のプロフィールや相関図がまとめられた「物語ナビ」付き。本編を読む前に目を通しておくと、ストーリーの理解度も高まります。

太陽や月、惑星、宇宙などに興味津々な子どもにぴったりな1冊。 本の中には、「仕掛け」がたくさんあり、その数なんと70個以上!  めくるたびに登場する仕掛けにワクワクしながら、宇宙の不思議を学ぶことができる絵本です。宇宙ステーションのこと、太陽系のこと…、大人でも知らないようなこともたくさん載っていますが、すべてひらがなとカタカナ、やさしい説明で書かれているので低学年でもつまずくことなく読めます。

子どもたちに人気のキャラクター・もちもちぱんだのストーリーブック。おもちのようにやわらかく、パンダのような生き物“もちもちぱんだ”。略して“もちぱん”は、主人公のおうちに住みつき、楽しく過ごしていましたが、ある日、ヒミツがばれて大ピンチに……!? 本をめくるたびに出てくるかわいいイラストや、ドキドキ、ハラハラのストーリーが子どもの想像力をかき立てます。

リンカーン、ノーベル、ショパン、豊臣秀吉、津田梅子……など、さまざまな国、時代の偉人12人の伝記を収録。偉人ごとに短編になっているので、あきずにさくさく読めるのも魅力です。この本に出てくる偉人がどこの国の人か一目でわかる「偉人マップ」や、自分がどの偉人タイプかをチャートにした「偉人タイプしんだん」、クイズなどでさらに深掘りできるページ「偉人のとびら」なども付いていて、内容盛りだくさん!

「暑いとどうしてあせが出るの?」「ハムスターはなぜ昼間ねているの?」「どうして星は光るの?」など、小学校3年生の身近な「ぎもん」を題材にした45話を収録。イラストも交えながら「なぜ?」の理由を簡潔に説明してくれます。巻頭カラーページには、「磁石のふしぎ」を写真やイラストとともに掲載。「ぼう型磁石を真ん中で半分に切ったら、どうなるかな?」など、考えるポイントも用いられた構成で、好奇心や学ぶ力を深めます。

都会に住む小学4年生の陸は、夏休みにいとこが働く岩手県の牧場に行くことに。親と離れ、大自然のなかで牛や牧場の人たちと過ごした7日間。そこで目にした牛たちの世界、農家の思い、酪農の様子、自然の美しさや厳しさなどがリアルに表現されています。同じ年代の主人公の体験だからこそ自分の気持ちも重ね合わせやすく、読み進めるほどに引き込まれていくこと必至。物語に添えられた爽やかな絵も、臨場感を演出してくれます。

1年中イチゴがとれる、「イチゴ村」に住む女の子の物語。1冊に3種類のお話が収められていますが、それぞれ主人公もちがうので、どこから読んでも楽しめます。文章の中には、木のおうち、ロマンティックなエプロンドレス、動物たちとの出会いなど女の子が憧れるシーンもいっぱい。さらに、物語の途中にはおいしい料理のイラストが描かれたカラーページも。すてきな「イチゴの村」の世界に魅了され、何度も読み返したくなるはず!

ぽっこり山のふもとにあるパン屋の店主は、気難しくてへりくつばかりいうおばあさん。でも、本当はやさしい心の持ち主であることが、小人の女の子やどろぼう青年などとのやり取りを通して書かれています。「人には見かけとはちがう内面がある」など、人と接するうえで大事なことをさりげなく教えてくれる1冊。また、ふわっと小麦の香りがするバゲット、ぽってりクリームパン……などのおいしそうな表現や、やさしいタッチのイラストもこの本の魅力です。

累計25万部を誇る大人気シリーズ。主人公のトリシアは、どんな生き物でも魔法で治す天才名医。そんなトリシアのもとに、「ココロをください」としゃべる人形がやってきたことから物語が動き出します。ふだんはおっちょこちょいだけど、「困っている人や動物のためなら、誰よりも強くなれる!」というとトリシアに心を動かされる子どもも多いはず。かわいい動物、魔法、恋……。ワクワク満載の内容に、どんどんページが進みます!

「ぽかりの木」とは、公園にあるクスノキ。この木の下にいると、誰もいないのに「ぽかり」とたたかれることから、こう呼ばれているそう。そして主人公の勇太は、この木の上でふしぎな女の子と出会います。少しずつ心を通わせていくふたりの物語を読み進めていくなかで、読み手には、「女の子の正体って?」「なんで勇太のもとに?」そんな疑問がわいてくるはず。その答えを考えたり、予想したりしながら読むことで思考力や想像力も鍛えられます。

もうすぐ4年生、少し難しい内容にチャレンジできる本10選

読書に慣れている子に選びたいのは、少し長めのストーリーや絵が少なめの本。自分の中で出来事の背景や、先の展開を想像していけるような少し複雑なお話も取り入れてみましょう。また、『源氏物語』や『三国志』などの「古典」を題材にしたものもおすすめ。子ども向けの本で物語に触れておくと、のちに原文や現代語訳を読む際にも理解しやすくなります。

  • なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと

テレビでもおなじみの池上彰さん監修のベストセラー本。仕事とはなにか、お金とは? やりたい仕事を見つけるためには、どうすればいいのか……。将来働くうえで考えるべきテーマを、漫画と図解でわかりやすく伝えてくれます。漫画の主人公は、将来に漠然とした不安を抱く中学生のハヤト。そんなハヤトは、ある本との出合いをきっかけに、世の中のことや仕事のことを知り成長していきます。ストーリー仕立てなので、主人公と自分を重ねやすく、楽しみながら「働く」「生きる」について学べます。

  • 赤毛のアン

アニメーション風タッチの親しみやすいイラストでまとめられた世界的名作『赤毛のアン』。孤児院から男の子を引き取ろうとしていたマシュウとマリラのもとにまちがえて連れてこられた女の子アンが、ハラハラするような出来事を経て成長していく物語。巻頭では、主人公アンの詳細や登場人物の相関図、概要がひと目でわかるページなどもあるので、読書感想文を書くときにも役立ちます

  • 消えたレッサーパンダを追え! 警視庁「生きもの係」事件簿

希少な生き物の密輸などを捜査する部署、通称「生きもの係」の福原警部が出会った数々の事件を紹介するノンフィクション。動物園でのレッサーパンダ盗難事件や、密売されたコツメカワウソの売り込み事件など、実際にあった事件を文字、写真、イラストを交えてリアルに紹介。「人と生き物の付き合い方」を考えることができるほか、生き物を守るための法律があることや、保護されたあとの生き物がどうなるかといった豆知識も学べます。

  • ニルスのふしぎな旅 新たな空への旅立ち

1906年に発表されたスウェーデンの作家、サルマ・ラーゲルレーフの名作を現代の子ども向けに再構成。動物をいじめていたことで小人にされてしまった主人公のニルスですが、同時に動物たちと話せるようになり、相棒のハムスターやガチョウと旅に出ることに…。旅先でさまざまな動物たちと出会い話を聞くなかで、ニルスの動物に対する心境は変化していきます。文章だけでなくまんがを効果的に使った迫力あるページ構成も魅力です。

  • 三国志

原作は、中国文学の名作『三国志演義』。今から約1800年前、乱れた世の中を正そうと立ち上がった、劉備、関羽、張飛の3人の英雄たち。彼らが出会った「桃園のちかい」から、劉備の軍師・孔明が活躍する「赤壁のたたかい」までのエピソードがギュッと凝縮されています。やさしく読みやすい文章と50点以上のアニメ風カラーイラスト、登場人物や時代背景がわかる図解ページもあるので、スムーズに物語の世界に入り込めます。

  • 5分後に意外な結末 黄色い悲喜劇

小学生はもちろん中学生にもファンが多く、累計100万部を突破する大人気シリーズ。1冊の中に、5分程度で読めるお話が30本も収められた短編集です。くすっと笑える話、ぞくっとする話、感動する話など、さまざまなテイストの話が詰まっているのも、飽きずに読めるポイント。さらに読み手をひきつけるのが「最後の驚愕のどんでん返し(=意外な結末)」。読むたびに驚きを体感できるので、次の話もどんどん読みたくなります。

  • レンタルロボット

自分のおこづかいで“弟ロボット”を手に入れた主人公の健太。念願の弟をもち、とても楽しく過ごしていましたが、しだいに弟がうっとうしくなり…。そして健太は、自分自身の嫉妬心が引き起こした悲しい出来事に直面。そこで初めて本当に大切なことに気づいていきます。喜び、嫉妬、悲しみ、後悔…。次々に移り変わっていく健太の気持ちがわかりやすく表現されているので自分とも重ねやすく、物語の中すっと入り込んでいけます。

  • 坊ちゃん

夏目漱石の、不朽の名作『坊ちゃん』。わんぱくだった坊ちゃんはやがて教師になり、学校で悪さをする生徒や個性豊かな先生たちと出会います。そんななか、持ち前の正義感を貫こうと奮闘していく物語が50点以上ものカラーイラストとともに展開。小学生が読みやすいように現代仮名づかいにし、難しい言葉や表現は注釈で補足。登場人物の紹介ページなどもあってイメージがつかみやすいので、「スラスラ読める」「わかりやすい」と大好評。

  • 源氏物語 姫君、若紫の語るお話

今から約千年も前に生まれた名作『源氏物語』。その長い物語の一部を、小学生が親しみやすいようにまとめた1冊。舞台は平安時代の都。姫君、若紫が、その後出会うことになる源氏の君に起きた、美しく、ときに悲しいできごとを語ります。平安時代のお話ですが、たくさんのカラーイラストとともに展開されていくので情景をイメージしやすく、飽きずに読んでいけます。源氏物語の入門編としてもおすすめです!

  • ざんねんな偉人伝 それでも愛すべき人々

エジソン、野口英世、アインシュタインなど歴史を変え、時代をつくった偉人たち。きっと何事も「完璧」にこなしたのだろうと思ってしまいますが、まるでそんなことはありません。失敗を繰り返したり、人に迷惑をかけたり、ハチャメチャだったり……。そんな「ざんねん」な部分にスポットライトを当てたのが本書。意外なエピソードに驚かされるとともに、「完璧じゃなくていい」「自分もできるかも」といった前向きな気持ちにもしてくれます。

読書が好きになる! 本を楽しく読むコツ

読書を習慣にするには、「読んだあと」も大切です。読みっぱなしにするのではなく、ぜひお子さんに感想などを聞いてみましょう。この際、子どもの一方的な意見を聞くだけでなく親も読んでおいて意見交換したり、共感し合ったりできると、子どもはより醍醐味を感じることができます。そのほか、「読み終えたらシールを貼る」など、達成感を味わえるルールなどを決めておくと、やる気の後押しにもなります。

また、リビングなど手が届くところに本をいつも置いておくのもおすすめです。本を生活の一部にすることで、読書習慣が自然と身についてきます。

読書習慣をつける3つのメリット

本で物語や自分の興味深いテーマに触れると、「ワクワク」「楽しい!」という気分を味わうことができます。そういった娯楽的な要素だけでなく、読むほどにさまざまな知識や能力がついていくことも、読書習慣のメリットです。ここでは、とくに子どもたちの勉強や学校生活にも影響する3つのメリットを具体的にご紹介します。

集中力がついて、勉強習慣につながる

読書の最大のメリットは「集中力」がつくことです。文章を理解するためには、集中しなければなりません。視覚的でイメージや情報を補える動画や漫画などと比べても高い集中力が必要なので、自然とその力が養われていきます。

また、読書で培(つちか)った集中力は勉強面においてもいい影響が期待できます。読書をする小学生は勉強時の集中力が高く学力も高い傾向にあり、読書をしない小学生は集中力が低く、勉強があまり得意ではないという報告もあります。

言語能力が育まれて、思考力が身につく

読書をすれば、多くの文字、漢字、熟語も目にします。それに加え、漢字の音訓読みのちがいを知ったり、慣用句や比喩、ことわざなど新しい言い回しや表現にも触れることができるので、読めば読むほど語彙力が身につき、国語力や日常会話のレベルアップにもつながるでしょう。

また、読書は感情を豊かにしてくれることはもちろんですが、出来事の背景や先の展開を考えたり、想像したりするので、思考力や想像力も発達していきます。

相手の立場に立って物事を考えられる

物語に登場する人の心情を理解したり、いつの間にか感情移入して自分の気持ちと重ね合わせたり……。大人も本を読んでいると、こういった感覚を持ちますが、子どもも同じです。

心が揺さぶられる文章や物語に触れることで、相手の立場に立って物事を考えたり、人の気持ちを想像する力などもついていきます。するとふだんの生活でも友だちや兄弟を思いやることができるようになり、コミュケーション能力の向上などにもつながります。

まとめ

「読書が苦手」「本が好きになれない」……。その理由は、ズバリ「楽しくないから」です。そのうえ、「読みなさい」と強要されると、ますます本が苦手になってしまいます。読書好きになるためには、何がともあれ「楽しい!と思える本」に出会うことが大事。

「学研出版サイト」には、さまざまなジャンル、レベルの本があるので、ぜひ、お子さんが夢中になれる本を見つけてあげてください。一度、「本=楽しいもの」という体験ができれば、自分からどんどん本に手を伸ばすようになります!

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