日本銀行&迎賓館(前編)

 昨年末の「大図解」で迎賓館赤坂離宮の記事を読み、「これって西洋の宮殿じゃん!」とド肝を抜かれた。迎賓館で安倍首相が賓客と会談している場面はたまにニュースで目にするが、あの場所と仕事でよく行く赤坂という身近な土地が結びつくことがなかったから驚いたのだ。

 しかも、一般公開しているとある。これはぜひ万歩道で…と思ったところ、ウマ村事務局長いわく、今年夏の猛暑対策例会として訪れることが決まっているそうだ。さすが万歩クラブ。だったら下見がてら行くしかないでしょ!

 迎賓館だけだとウオーキングにならないので、ウマ村さんが日本銀行の見学というオプションをつけてくれた。日本橋にある日本銀行から迎賓館までは五㌔近くあるから距離的にも十分だ。だが、ウマ村さんがまたやらかした。身分証明証を忘れ、なんと日本銀行の入り口で足止めを食らったのだ。「一人で見てきてよ」とあっさりと去っていくウマ村さんをあぜんと見送り、見学スタート!

 最初に二十分ほどのビデオを見てお勉強。日本銀行の三つの役割(紙幣の発行、物価の安定、金融システムの安定)や特徴(発券銀行、銀行の銀行、政府の銀行)を学んだ。あらためて丁寧に説明されると一般的な銀行のイメージとかなり違う。銀行というよりも日本の財政の根幹を支える機関なのだ。国の借金が一千兆円を超えていると聞き、「だったらお札を刷ればいいのに」とのたまったうちのカミさんをぜひここに連れてこようと心に誓う。

 ひと通りの知識を入れたあとはガイドさんが館内を案内してくれる。上空から見ると「円」の字に見えるという日本銀行本館は、東京駅の駅舎などを手がけた辰野金吾氏の設計で、明治二十九年に完成。今は国の重要文化財に指定されている。中庭には馬車が使われていた当時の馬の水飲み場も残されており、その重厚で趣のある造からは、近代国家への歩みを支えてきた誇りと歴史を感じさせられる。

 模擬券による一億円重さ体験などもでき、隣接の貨幣博物館(入場無料)にはお金に関するありとあらゆる資料が展示されている。お金のことを子どもに勉強させる目的でもとてもいい見学ツアーだなと思う…とつらつら書いていたら迎賓館に全然たどり着かない! 来週につづく!

今回3873歩 距離約2.5km

(まいた・ようへい=芸能ライター)