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子育て

どう変わった? 気になるコロナ禍の学童保育(前編)

どう変わった? 気になるコロナ禍の学童保育(前編)

共働き家庭にとって、一つの大きな壁である「子どもの小学校入学」
「小1の壁」と言われて久しいですが、働く親の悩みの中でも、特に大きな割合を占めるのが、放課後や長期休みの預け先についてです。その解消には、学童保育が大きな役割を果たしてくれています。

しかし、保育園とは違う運営時間や環境に、「安心して預けられるのだろうか?」「子どもが楽しく過ごせる所なの?」などの不安を抱いている保護者の方も多いかと思います。さらに今年はこのコロナ禍で、事前の見学や、保護者どうしの情報交換もしにくくなり、新たな環境となる学童の状況がつかみにくくなっているようです。

そこで、withコロナの学童保育の今を、民設学童「学研ココファン・キッズ」を運営する、(株)学研ココファン・ナーサリーの今池さん、山田さんに伺いました。

「学研ココファン・キッズ」について教えてください。

教育を柱とする学研グループが、2010年に八王子でスタートした学童保育です。「子どもが明日もあさっても行きたくなる環境を提供することが、保護者の安心・満足につながる」を基本方針に、知・徳・体のバランスのとれた保育支援を行っています。

昨年春の一斉休校時は、どのような運営をしていたのでしょうか?

「一日中預かってほしい」というご要望もあり、午前中からオープンしていました。在宅勤務になった保護者の方も多くいらっしゃったので、来室する子どもの数は、一斉休校前の2割減となりました。自然と「3密」が回避されることになりましたね。

衛生面では、どのような対策をしていますか?

緊急事態宣言以降、次のような感染対策を徹底しています。

  • ドアの外で靴を脱ぐことで、ウイルスを室内へ持ち込まない。
  • 入室後、すぐの手洗いとアルコールの実施。
  • 食事とおやつのとき以外は、マスクを着用する。
  • テーブル、床を定期的に消毒する。
  • 窓を常時開放する。
  • プラズマクラスタの導入。
  • 活動時は、子どもたちの距離を極力保つようにする。
  • テーブルの配置を一定方向にし、対面にならないようにする。

子どもたちの活動内容を教えてください。

一斉休校中や長期休暇中は特に、長い時間を学童で過ごすことになるため、さまざまなプログラムを提供していました。工作をしたり、本を読んだり、屋上や近くの公園で体を動かしたり、夏には水遊びをしたり……。オンラインでの体操教室も好評でした。

こうして、メリハリのきいた活動ができるように工夫し、オンラインなど今ならではのツールを有効活用してフォローしながら、通常と変わらない興味・関心づくりを心がけています。

学習面の活動はどうだったのでしょう?

一斉休校中には、学習の遅れを心配する声が寄せられました。学びの時間を毎日しっかり確保して、学校の宿題のサポートや、以前から導入している英語学習「Lepton(レプトン)」での指導を行っていました。

子ども英語教室 レプトン

また、「算数を教えてほしい」というご要望が多くあったため、教員免許をもつ指導者が担当する「算数学習会」を開催しました。使用したのは、教科書や、ご家庭で用意した教材です。こちらも、たいへん好評でした。

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