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子育て

「宿題」について・続き

「宿題」について・続き

「東大式!伸びる子どもに育てる小中学生の勉強術」第4回。

学習塾STRUX・SUNゼミで塾長を務めている橋本拓磨です。
2021年3月末に出版した拙著「10歳からの東大式勉強術」(学研プラス)の内容をふまえ、小学生のお子様をもつ保護者の方へのアドバイスをお届けしています。お送りしている「東大式!伸びる子どもに育てる小中学生の勉強術」、今回も宿題についてです。

宿題の「内容」は習慣がついてから

前回お伝えしたように、まずは宿題を「短時間でサクッと」「一番はじめに」終わらせることを意識してほしいのですが、このときに「正答率」や「ていねいさ」は最初はあまり気にしないであげてほしいです。

傍から見ると
「こんなに間違ってる…」
「もっとていねいに書いてほしい…」
などと思ってしまいがちですが、まだ宿題の習慣がついていないときに「もっとていねいに解きなさい!」と言われても、ただ勉強が嫌になってしまったり、「わからない問題が多いから」と時間がかかってしまったりします。
内容の正確性やていねいさを求めるのは必ず宿題をやる「習慣」がついてから、具体的には1か月何も言わなくてもすぐに宿題に取り組むようになってからにしましょう。

また、習慣がついて声がけするときにも
「毎日宿題できるようになってきたね。せっかくやるならもっとていねいに書いてみると先生にも褒められるよ!」
「テストでいい点数とれるように、間違っている問題は学校の授業を思い出してていねいに解いてみようか!」
といった具合に声がけができると良いですね。

具体的な「宿題の内容」で気をつけること

●計算ミスが多くないか
●漢字のとめ・はね・はらいが正確か
●ノートの罫線からはみ出るような字を書いていないか
●空欄ばかりで答えていないか
あくまで「習慣づけ」ができてからこれらのポイントはチェックするべし!

宿題を「短時間で、正確に」解けるようになると、基本的な読解や計算などの処理速度が上がり、勉強もどんどん得意になっていきます。そのため、最終的には「短時間で、正確に」宿題を終わらせることを目指してあげてほしいのですが、いきなりそれを目指してもうまくいきません。
まずは焦らず宿題の「習慣づけ」に専念してあげましょう!

第3回はこちら

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橋本拓磨(はしもと・たくま)

監修者:橋本拓磨(はしもと・たくま)

東大法学部卒。
小中高生向け個別指導塾SUNゼミ大学受験学習塾STRUX塾長。 計画を立て、志望校から逆算して勉強を進めることで東京大学文科1類に現役合格。 地域の差なく全国から正しい勉強法を知ってほしい、そして受験を通して自分に自信を持ってもらいたいという思いから、オンライン塾や勉強法サイト「ストマガ」を立ち上げ、計画の立て方や勉強法を伝えている。

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