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えほんとてあそび

2歳から絵本を読み聞かせよう! 一度は読みたいオススメ絵本5選

2歳から絵本を読み聞かせよう! 一度は読みたいオススメ絵本5選

おしゃべりが上手になってくる2歳の時期。パパ・ママとの会話のキャッチボールもできるようになるので、「そろそろ絵本の読み聞かせを始めようかな……?」と考えるタイミングでもあります。

そこで今回は、2歳の時期にオススメの絵本を5つご紹介します。あわせて、2歳児に合った絵本の選び方や、読み聞かせのポイントもお伝えしますので、参考にしてみてください。

2歳から絵本の読み聞かせがグンと楽しくなる!


2歳は身体面・精神面とも大きく発達する時期です。体力がつき、階段の上り下りやジャンプなどできることが増えていくなかで心も成長し、「自分でやりたい」「自分はこれがいい」といった自我が出てきます。

また、乳児期から少しずつインプットしてきた言葉がせきを切ったようにポンポン出てくる「語い爆発」が起きるのもこの時期から。おしゃべりが上手になり、さらにグングン言葉を吸収するようになるので、まさに読み聞かせにピッタリな時期なのです。

少し長めの文章も理解できるようになるので、絵本からたくさんのことを学べるように。言葉だけでなく、トイレや着替えなどの生活習慣を学ぶ教材としても絵本が役立ってくれるようになります。

2歳児にぴったりの絵本の選び方


お子さんが2歳になったタイミングで読み聞かせを始める場合、どんな絵本を選べばいいか迷ってしまう方もいるかもしれません。そんな時は、次にあげる4つのポイントを意識して、絵本を選んでみてください。

ストーリーのわかりやすさを重視

0~1歳の読み聞かせでは、「ねこさん」「にゃんにゃん」のような1~2語からなる、数ページでストーリーが完結する絵本が活躍してくれたことと思います。厚紙でできたボードブックをおもちゃ代わりに与えていたという方もいるかもしれませんね。

2歳になると、1冊を通じてストーリーが展開する絵本が楽しめるようになり、選ぶ幅もグッと広がります! ただし、集中力が続くのは長くて10~15分ほど。また、あまり長い文章やストーリーはまだ理解が難しいので、絵本にある対象年齢・推奨年齢などを参考に、お子さんに合ったボリュームの絵本を選ぶことが大切です。

子どもが好きなもの・興味があるものを選ぶ

2歳は自我が発達し、自分なりの好き・嫌いが出てくる時期です。「バスや電車に乗っていれば一日ゴキゲン」や、「動物を見かけると、とにかく反応する」など、お子さんごとの個性が見えて、親としても興味深いですよね。

絵本も、ぜひお子さんの好きなもの・興味があるもののジャンルから選んであげましょう!   読ませたい名作があるというパパ・ママもいるかもしれませんが、まずは本人が「絵本は楽しい」と思えるよう、お子さん自身の好みを観察してみてください。

日常生活では経験できないことにワクワクしよう

子どもに読み聞かせをしていると、まるで登場人物になりきっているかのように真剣な顔で怒ったり、よろこんだりしていることはありませんか? それはまさに、お話の世界に入りこんでいるからかもしれません。

空想と現実の区別がつくようになるのは、一般的に5~6歳頃と言われています。つまりそれまでは、絵本の世界を現実のように楽しむことができるのです!  鳥に乗って世界中を飛びまわったり、虫になって地中を探検したり……絵本を通じてワクワクするような体験をたくさんさせてあげましょう。

身近なものが題材だと親しみやすい

身体面・精神面の発達にともない、たくさんのことに挑戦できるようになるこの時期。ごはんもいろいろな食材を食べられるようになり、お着替えやトイレトレーニングなど生活面でも大きく成長します。

ここで絵本が一役買ってくれることも。例えば、食べ物の好き嫌いの絵本、朝の支度の絵本、トイレでおしっこやうんちをする絵本……。登場人物がロールモデルになってくれるので、お子さんもイメージしやすくなります。身近な生活をテーマにした絵本は2~3歳向けのものが多く、読みやすいのもポイントです。

一度は読みたい! 2歳児向けのオススメ絵本5選

以上4つのポイントを踏まえ、学研出版サイトから2歳児向けのオススメ絵本を5つご紹介します。ストーリーのわかりやすさなどが2歳児に合った5冊なので、お子さんの好みに合うものを探してみてください。

あかあかくろくろ


0歳児から楽しめる人気のボードブック『しましまぐるぐる』シリーズの作品。乳児でも認識しやすい黒・白・赤の3色を中心にデザインされていて、赤ちゃんの時期から長く楽しめる一冊です。

楽しい穴あきしかけは、指先が器用になってくる2歳のお子さんの好奇心を刺激するのにピッタリ! 各見開きで3~4単語と文章は短めなので、はじめての読み聞かせや、お話が得意でないお子さんにも。全24ページ。

やさいさん


シュールな表情や、異素材を組み合わせた貼り絵がユニークな人気の創作ユニット「tupera tupera」が手掛けるしかけ絵本。「やさいさん やさいさん だあれ」でしかけをめくると、土の中からにんじんやジャガイモ、はたまたあんな動物などがすっぽーんと飛び出します。

里芋や大根などたくさんの根菜が、それぞれのキャラクター性が現れた表情で登場しますが、葉っぱの形や実のなり方(ジャガイモや里芋はごろごろ鈴なりだったり……)がとってもリアル。めくって楽しい、食育にもなる絵本です。全38ページ。

ちっちゃな おさかなちゃん


ちっちゃなおさかなちゃんが、海の中でママを探す冒険に出ます。真っ赤なカニさんや緑のカメさんなど、真っ黒の背景にカラフルな色遣いが目を引く、乳児期から長く楽しめる絵本です。ちょっと視点を変えると、ママのもとに生まれてくるまでの子どもの旅を表しているようで、親のほうがホロっとしちゃったり……。

ページごとの美しい絵とリズミカルな文章、そして親子で幸せを感じられるストーリーが愛されて、世界20か国以上で翻訳されている「おさかなちゃん」シリーズ。ぜひお子さんとスキンシップを取りながら読み聞かせてあげてください。全20ページ。

パパとあそぼう


世界で累計750万部超えのベストセラー絵本「ぴよちゃん」シリーズから、ぴよちゃんとパパが主役の絵本が登場! 見開きごとに指で動かすしかけが付いているので、指先が発達してくる2歳の時期にピッタリです。

しかけの丸いへこみに指を入れて動かすと、ぴよちゃんがおしりをフリフリ♪  パパとダンスをしたり、パンダさんがパパの抱っこでブランコゆらゆら~と遊んだり……。2歳児は運動能力も発達し、まさに親子でできる体遊びも増えるとき。絵本を読んだあとは、ぴよちゃんたちのように親子で体を動かして遊ぶのもいいですね。全12ページ。

2さいだもん 新版


全94ページ、A4サイズより上下が少し短いサイズの2歳児向け知育絵本です。人気作家の手がける絵本パートがあり、リアルな写真で構成される電車や「はたらくくるま」のパートがあり、英単語のページがあり……。さらにお歌のページでは、付属の二次元コードを読み込むことでメロディを視聴することができます。

ほかにも、たべもの、しょくぶつ、いきものなど、2歳の子が興味を持てる内容が盛りだくさん! また、書くことに興味が出てくる年齢でもあるので、何度も消して書ける特殊加工がされた『ごちそう! おえかきシート』も付いています。白梅学園大学名誉教授の無藤隆先生監修です。

絵本好きの子どもを育てる読み聞かせのコツ


絵本が手に入ったら、さっそく読み聞かせをしてあげましょう! 一番大切なのは、お子さんとコミュニケーションを取りながら一緒に楽しむこと。そのうえで、より読み聞かせの時間を充実したいなら、以下4つのポイントを意識してみてください。

集中できる環境をつくる

読み聞かせは、お子さんが絵本に集中できる環境でしたいもの。とはいえ、どんな環境がベストかはそのときどきのお子さんの状況によって変わります。静かな環境でないと落ち着かない子もいれば、ある程度の話し声や自然音があるほうが落ち着くという子も。

もしお子さんが絵本に集中できないようなら、環境を変えてみるのも手。リビングか寝室か、家族がいるときか二人きりのときか、日中か寝る前か……などいろいろ試してみましょう。テレビなどの子どもの注意を引きやすいものは消したほうがいいですね。

子どもが読みたい本を読む

「絵本の選び方」でも触れましたが、お子さん自身が読みたい本を読んであげるのが、子どもを本好きにするコツ。特に幼児のうちは、一つの物や事に対してこだわりの強い子が多いので、「同じ本を何度も読まされる…...」ということもありますが、それはそれでOKです。

一冊の本を何度も読むことは、大人からしたら成長がないように感じますが、そんなことはありません。「あ、ここであの言葉が出てくるぞ」と想像して、「やっぱり出てきた~!」といないいないばぁのように楽しむうちに、気づいたら文章をそっくり暗記していたというお子さんもいます。2歳児のうちは、お子さんが読みたい本を優先して読んであげましょう。

聞き取りやすいスピードで読む

読み聞かせのスピードについては諸説ありますが、2歳のうちは基本的には早口になりすぎないよう、子どもの聞き取りやすいスピードで読みましょう。

何度も読んでいる本などでは、お子さんもストーリーを知っているため「早く次の絵が見たい!」とページをめくろうとすることがありますが、その場合はいつもより早いスピードで読んでもOK。いずれにせよハッキリとした滑舌(かつぜつ)でリズムよく読むことが大切です。

絵本を読む習慣をつける

朝ごはんを食べる、寝る前に歯をみがく……のように、読み聞かせも毎日の習慣にしてしまいましょう!  そのためには、だいたいのタイミングを決めて、毎日取り組むことが大切です。

はじめのうちは大人のほうも大変かもしれませんが、読書に集中する習慣はのちのち小学校にあがったあとや、大人になってからも重宝するものです。2歳はお着替えやトイレなど生活習慣を身に付けるタイミングでもあるので、ぜひ合わせて読み聞かせの習慣化も目指しましょう。

「学研出版サイト」でお気に入りの一冊を見つけよう!


いざ2歳から読み聞かせを始めようと思ったとき、なかなか図書館や本屋さんでじっくり絵本を選ぶ時間がないという方は、「学研出版サイト」をのぞいてみてください。

動物や電車、虫、食べ物など2歳児が大好きなジャンルがそろっているのはもちろん、年齢別やカテゴリ別に検索することができ、お子さんに合った一冊を見つけやすくなっています。

プレゼント用のセット商品もたくさんあるので、親戚や友だちのお子さんのプレゼントに迷っている方も、ぜひ見てみてください。

まとめ


自己主張が出てきて大変さもある2歳児の育児ですが、身体面でも精神面でもたくさんの成長を見せてくれる楽しい時期であることも間違いありません。ぜひ絵本も毎日の生活に取りいれて、上手に活用してくださいね。

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