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小学校入学前、何をしたらいい? ー「見えない力」を身につけよう

小学校入学前、何をしたらいい? ー「見えない力」を身につけよう

小学校入学間近の4、5歳のお子さんは、心身ともに大きく成長すると言われています。
でも、「成長のために実際なにをしたらいいの?」と考えてしまいますよね。
ほかにも、「習いごとはどうしよう?」「小学校で勉強についていけるかな……」など、悩みをいろいろおもちの保護者の方も多いのではないでしょうか。

そんなみなさんに向けて、今回は小学校入学前にぜひ身につけていきたい「見えない力(非認知能力)」について紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。

時計やひらがなも大切だけど……

入学前にやっておきたいこととしてよく言われるのが次のようなこと。

  • 時計がよめる、時間がわかる
  • ひらがなが読める、書ける
  • 数に慣れる

最近はスマートフォンの普及でデジタル時計が主流になっていますが、アナログ時計を理解していないと学校で授業が始まる時間がわからなかったり、それが原因で集中力が続かなかったりしてしまいます。また、ひらがなや数は小学校での勉強の基本であり、自分の名前や出席番号を書いたり覚えたりするうえでとても大切です。

そして、上記のようないわゆる「見える力」も大切ですが、それ以上に大切なのが「見えない力」です。「見えない力」とは、学力テストなどでは数値化できないけれど、人生をゆたかに生きていくために非常に重要な力で、教育の世界では「非認知能力」と呼ばれています。

「見えない力」が「見える力」を支えている

ここからは「見えない力」について具体的に考えていきましょう。
「見えない力」といっても、ひと言で言い表すのはむずかしく、学力テストなどで測ることのできない力を指します。
たとえば、「主体性」、「計画性」、「自己肯定感」、「自信」、「レジリエンス(逆境から立ち直る力)」などです。ほかには他者とかかわるときに大切な「共感力」、「リーダーシップ」、「思いやり」なども含まれます。学力テストで測ることのできる力が「見える力」だとしたら、それよりもはるかに大きな見えていない部分が「見えない力」なのです。
むしろ、「見えない力」が「見える力」を支えていると言えます。
主体性があるので学校の授業で学ぼうとする気持ちが強い、自己肯定感が高いので本番で力を出しやすい。そうした「見えない力」がテストの結果に反映されている、とも言えますね。

「見えない力」には外遊び!

では、「見えない力」はどうすれば伸ばせるのでしょう?
その一つが「遊び」です。遊びを通じて工夫したり、友だちと協力していくことで「見えない力」はどんどん磨かれていきます。特に「外遊び」は、鬼ごっこひとつを取っても「どこに隠れてどうやって逃げようかな?」と考えていくうえで判断力と柔軟性が、そして、「鬼はどうやって決めようか?」などとみんなで話し合うことによって、リーダーシップと思いやりが身についていきます。また、そういった遊びを何回もくりかえすことによって、失敗から学ぶ力が得られます。

そして、外遊びを通じて自然にふれることもとても重要です。いつも行く公園の四季の変化を感じ取ったり、小さな虫の成長を観察したりすると、好奇心や創造力が身につき、自然にふれることで思いやりとやさしさが育まれます。土の独特のにおいをかいだり、小さな生きものの鳴き声をきいたりすると、自然の中で生かされているということを認識し自分以外の人やものを大切にする気持ちが芽生えてくることでしょう。

「やってみる⇄ふりかえる」をくりかえす

ここでひとつ覚えておきたいのは「やってみる⇄ふりかえる」をくりかえすと「見えない力」がさらに伸びるということ。「やってみる」は、幼いうちは好奇心があり、安心できる環境があればなんでもやってみたくなることでしょう。そこで大切なのは「ふりかえる」です。「ふりかえる」といっても、「なぜうまくいかなかったのか」「次はどうするか」など社会人がするような反省をする必要はありません。もっと簡単で大丈夫です。たとえば、公園で遊んだことを思い出して「ボールをけるのがうまくなった!」や「鬼ごっこの人数が少なくておもしろくなかった」のようなものです。大切なのは、ふりかえる内容よりもふりかえることそのものなのです。ふりかえることによって自分を客観的に見る力や自己肯定感が伸びます。
そして、ふりかえったことを親子で話し合う、そんな時間もぜひ大切にしてくださいね。

結局、何をしたらいい?

ここまで、幼いころから身につけていきたい「見えない力」と、それは「遊び」のなかで育まれること、そして、そのときに覚えておきたいことを紹介してきました。
では、最後に保護者の方は何をすればよいかを簡単にお伝えします。
まず、たくさんの「やってみる」の機会をつくってあげることがとても大切です。高価なモノや体験でなくてもかまいせん。一緒に公園に行ったり、買い物に行ったりするだけでもお子さんにとっては多くの発見の連続です。そして、そのときに安心して「やってみる」ことができる環境をつくるというのがポイントです。公園に遊びに行ったりしても「15分だけね」と言ってしまうとお子さんたちは安心していろいろなものにふれることができません。安心できる環境のなかで「やってみる」を実践することによって、お子さんはいろいろな工夫をし、創造力や応用力が身についていきます。

次に、お子さんが「ふりかえる」ために対話をしてあげましょう。「今日、公園では何をしていたの?」と聞いて、あいづちを打ちながらいろいろ聞いてみる。そのとき、お子さんが少しおかしなことを言っていたとしても、否定せず一度は受け入れてみる。それから、そのことをお子さんに話すか、そのときは黙っておいてあげるかを決めましょう。
また日記を取り入れてみるのもいいです。思っていることを言葉にすることで「気づき」を「学び」に変えることができます。また、日記を継続的に書くことで習慣づける力も身につくことでしょう。さらには、ひらがなや数に慣れることもできるので良いことばかりです。

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お子さんの世界が広がる! その瞬間を親子でいっしょに

お子さんも大人も、人は体験から学びますよね。日常のあらゆる体験から学びますが、幼児は特にあそびでの学びが重要です。近所の公園に咲く大人にはありふれた草花でも、今までスルーしていたものに目を向けられたら、それはお子さんの世界が広がった特別な瞬間! 自発的な「気づき」とそれを笑顔で認める保護者の存在は、さらに自己肯定感を育みます。新たな気づきを楽しみ、自ら挑戦するという、人生において最も必要な力の獲得につながるでしょう。「たいけんポケット」には、そんな気づきのきっかけがたくさん詰まっています。

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