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リトミック・サークル

12月

Rythmique 1“リトミック”をご存知ですか?

みなさん、“リトミック” をご存知ですか? リトミックはスイスの音楽教育家であり作曲家であるエミール・ジャック=ダルクローズ(1865 ~1950)によって考案されました。そのリトミック、今では幼児向けの音楽教育として認知度が高くなりましたが、そもそもは幼児向けではなかったのです!

リトミックは幼児向けじゃなかった!?

リトミックを考案したエミール・ジャック=ダルクローズは、自身が勤める音楽大学の生徒たちの聴覚機能の発達のために、音楽リズムを聴き取り、反応することに慣れさせたことが“リトミック”の始まりであると言っています。つまり、始めは大学生向けだったのです。しかし、リトミックで養われる音楽センスは大きくなってからよりも幼児期の方が身に付きやすいため、様々な改良を経て現在のような幼児向けのリトミックが作られたのです。

リトミックの目的はどんなこと?

さて、リトミックと聞いてどんなことをするのかすぐにイメージできますか? 例えば、ピアノならピアノを弾き、サッカーならボールを蹴り、水泳なら泳ぎますよね? どれも目的が明確で、より上達するために練習を重ねます。ですがリトミックは目的が一つではありません。例えばうさぎをイメージするような音楽に合わせてピョンピョンとジャンプをさせます。単純な動きですが、リズム感や表現力、想像力を同時に育み、親子やお友達と一緒に体験することでコミュニケーション力や共感力も育むことができます。レッスンでは他にも自分で楽器を鳴らしたり、先生やお友達の演奏を聴いたり、手遊びうたを歌ったりと色々な活動があるので、頭と身体と心を同時に刺激しながらバランス良く子どもの能力を育むことが出来るのです。つまり、リトミックは水泳やサッカーのように練習をして技術を習得することが目的なのではなく、動くときや歌うときに伴う心と身体の発達を一番の目的としているのです。

リトミックをひとことで説明することは難しいですが、簡単に言い換えるならば『音楽の力で自由な身体と感じる心を育む教育』といえるでしょう。そして、このリトミックの効果を高めるにはお母さん、お父さんなどの保護者の存在が欠かせません。優しいまなざしやあたたかい腕の中に守られて子ども達はのびのびとリトミックの世界で遊び、そこで自分の色々な面を発見し、向き合い、個性を伸ばしていくのです。親子の絆も深まる素晴らしいリトミックの世界にぜひ一度遊びにいってみてくださいね♪

リトミックのお話をしてくださるのはこの方!

なな先生

東京音楽大学で声楽科卒業。2009 年にリトミックと出会い、リトミック研究センターの教員養成校入学、2014 年に指導資格ディプロマAを取得する。現在AnNAリトミック教室の室長として約90人の子ども達を指導。リトミックを卒業した子ども達のピアノの指導も行っている。
子ども達の情操を豊かにする教育に力を入れている。

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