子ども向け読み物
学研道徳動画ライブラリー・第16回<やまんばと兄弟星>
むかしむかし、深い山の中におそろしい「やまんば」がいました。
里に住む人々は「やまんばが人を食べに山からおりてくる」とおそれていました……。
物語の主人公は、父親を亡くして母親と3人で里に暮らす弥吉(やきち)と太平(たへい)、2人の兄弟。
ある日、亡くなった父親の里に母親が出かけるため、兄弟で留守番をすることになりました。
母親は
「山からやまんばが来るかもしれないから、だれがきてもぜったいに戸を開けないように」
と2人に言い聞かせて出かけていきます。
母親が出かけた家には弥吉と太平のふたりだけ。
しばらくすると、戸をたたく音が聞こえます。弥吉が「だれ?」とたずねると声の主は「決まっているじゃない、お母さんだよ」と答えます。しかし弥吉は「お母ははそんなガラガラ声じゃない」と言って、母親に化けたやまんばを追いはらいました。
しかし、また戸をたたく音が聞こえて……。
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おそろしい存在として言い伝えられる「やまんば」。
今回の動画では、そんなやまんばのおそろしさが存分に表現されています。
まず、冒頭(ぼうとう)に映るやまんばの後ろ姿。
白く長いかみの毛と、すさまじい叫び声はやまんばのおそろしい正体を想像させます。
やまんばの顔が明らかになったとき、背筋が凍(こお)りつくような感覚におそわれます。
いろいろな知恵を使って、やまんばから逃げる兄弟。
はたして、兄弟はやまんばから逃げきることができるでしょうか?
タイトルの「兄弟星」とは、いったいどのような意味なのでしょうか?
物語の結末を想像しながらご覧ください。
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