子ども向け読み物
学研道徳動画ライブラリー・第6回<金のがちょう>
むかしむかし、深い山の中にヨハンとハンスという2人の兄弟が住んでいました。
母親からのお願いで森に木を取りに行ったものの、なかなか帰ってこないヨハンの代わりに森に入ったハンスは、そこで腹ぺこな小人に出会います。
おしげもなく持っていた弁当を分けあたえる心やさしいハンス。
小人は「お礼をするからあの木の根を切ってみなさい」と教えます。
ハンスがその木の根元を切ってみると、なんと、ピカピカにかがやく「金のがちょう」があらわれました。
しかし、この金のがちょう、一度さわるとはなれなくなってしまうのです。興味でがちょうにさわった人・助けようとさわった人たちは、いつの間にか行列に。ハンスたちは、そのこっけいな光景で、生まれて一度も笑ったことないお姫さまを笑わそうとお城に向かいます……。
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『金のがちょう』はグリム童話のひとつで『黄金のがちょう』とも呼ばれます。
小人を助けたことから数々の幸運に恵まれたハンス。
ハンスの姿は「いつも人に親切にしていると、困ったときに助けてもらえる」という大切なことを私たちに教えてくれます。
大人も子どもも親切について考えて、ふだんの行動を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか?
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