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家庭学習

宿題が終わらない! サクサク進めるコツと親のかかわり方を詳しく解説

宿題が終わらない! サクサク進めるコツと親のかかわり方を詳しく解説

楽しく夏休みや冬休みの長期休みを過ごしていても宿題がなかなか終わらない場合、親子の悩みのタネになります。子どもにとって宿題はおっくうなものです。長期休みにどっさり出された宿題の山を見て目を背けたくなる気持ちは大人も理解できるのではないでしょうか。

長期休みの宿題が終わらない悩みは、休みの始まる前から作戦を練ることで解決できます。計画性をもって宿題をサクサク進めて、いつもよりもっと楽しい時間を過ごしましょう!

なかなか宿題が終わらない & 進まない原因

毎日取り組めば休みの間に終えられる量に設定されていることが多い宿題。しかし、なかなか宿題が進まない、終わらないと後半になってから嘆き始める子どもは多くいます。原因は「長期休みは楽しい!」が影響していることです。ここでは、宿題が終わらない原因を解説します。

長期休みは誘惑が多い

夏休みなどの長期休みは、子どもにとって楽しいイベントがたくさんあります。毎日友だちやきょうだいと楽しく遊ぶ姿を見るのは親にとってもうれしいものです。その反面、学習への切り替えが難しく、子どもはどうしても遊びの誘惑に負けてしまいます。

最近は家にスマホやゲームがある家庭がほとんどで、特に小学生は自由時間が長いため、ついつい時間を忘れて遊んでしまうことがあるのではないでしょうか。家族旅行やレジャーに行った翌日以降も子どもの休みは続くため、なんだか勉強に身が入らない……なんてことも多いものです。

生活リズムの乱れに注意

子どもには9時間~11時間の睡眠が必要だと言われています。特に夏休みは生活リズムが崩れる子どもが増加し、高学年になればなるほど夜型になる子どもが増える傾向です。夜型のリズムになると、学習パフォーマンスや情緒面にも影響が出てくることは否めません。子どもの健康を守るためにも保護者の方が生活リズムを管理する必要があります。

これを徹底させれば宿題はサクサク進む!

基本的な長期休みの宿題への取り組み方、学習環境など配慮しておく点について解説します。環境を整えることは休みに入る前から少しずつやっておくとよいでしょう。小学生のうちは保護者の方の協力がまだまだ必要です。

環境を整えよう

普段から学習環境を整えておくことは大切です。ゲームやテレビなどと距離を取り、宿題の時間は集中できるようにスイッチは切っておきます。

片づいた部屋で子どもが落ち着いて宿題を進められる雰囲気をつくり、さっと取り出して宿題ができる机上にしておくことが理想です。きょうだいがいる場合は同じ時間に一緒に宿題をするとよいでしょう。未就学児のきょうだいは幼児用ドリルなどを一緒に取り組むのもオススメです。

計画を立てよう

終業式の日、宿題を持ち帰ってきたらまずすべての宿題と締め切りに目を通します。長期休みは登校日に提出日が設定されているものがあり、旅行やイベントとの兼ね合いもあるので締め切りを意識することは重要です。

何がどれくらいの量あり、それぞれどれくらいの時間がかかりそうか把握します。自由研究や読書感想文は時間がかかるため、最初に逆算して子ども一人でできることはどんどん進めるよう計画を立てましょう。

規則正しい生活を心がける

前述した通り夜型にならないよう、規則正しい生活を心がけます。ライフサイクルに気をつけると同時に、宿題をする時間をきちんと決めておくと として回りやすくなります。勉強するのは集中しやすいといわれる午前中がオススメです。宿題を終えなければ、遊びやゲームはできないようルール化しておきましょう。

つまずきを解消しよう

宿題が進まないのは、学習面のつまずきがある可能性もあります。長期休みは基本的に復習しか宿題として出されないため、理解していない部分があれば浮き彫りになります。苦手な単元だけ後回しにして残している場合もあるので、親がしっかり把握しておくことが大切です。

わからないところがあって残していても叱らずに、長期休みは苦手を潰すチャンスと捉え、前向きに取り組みましょう。

習慣化させよう

宿題の時間やその日にする量などのルールを決め、毎日学習する習慣をつけましょう。午前中に宿題をして午後は遊ぶなど、メリハリをつけて子どものやる気を引き出します。

宿題や勉強が習慣化して「やらないと気持ち悪い」状態にまで持っていけたらチャンスです。新学期が始まってもよい習慣を持続させるのを目標にしましょう。

【宿題タイプ①】計算ドリルや漢字練習

ここからは長期休みに出る宿題のタイプ別に順調に終わらせるコツを見てみましょう。計算や漢字はまとめてやると、ミスが多くなったり文字が雑になったりするので一気に終わらせる必要はありません。毎日これだけはやる、と決めて取り組み、やる気のある日はどんどん進めるスタイルで乗り切りましょう。

決めた分は毎日必ずやる!

1日どれくらい宿題を進めれば予定通り終わるのか逆算しながら進めましょう。思わぬ用事やイベントが入ることを考え、できるだけ前倒しで予定を組みます。子どもと一緒に予定を立ててもよいでしょう。ただし、最低ここまではやるというノルマを決めておくこともポイントです。

  • 付箋を使って予定を明確にする
  • ダラダラしてしまう子はストップウォッチを使ってゲーム感覚で
  • 1ページ終わったら、〇問終わったら小さいお菓子のごほうび、などと小さなゴールをつくる

できるときに一気に進めるのも◎

子どものやる気がある日はどんどん進めてOKです。その分宿題をしない日をもうけるのではなく、予定を前倒しします。たくさんできた日は大いにほめてあげてください!

夏休みは後半に自由研究や読書感想文などの大きな課題に集中する傾向があるため、できれば漢字や計算ドリルは夏休みの前半までにある程度終わらせていると、心理的にも楽になります。

【宿題タイプ②】毎日コツコツ観察系は要確認

観察系の宿題は子どもが自分でできるからと、関わりがおろそかになっていませんか? 「どこを」「どんなふうに」観察すればよいのか、また記録のつけ方など、子どもは取りこぼしていることがあります。観察している姿を見守りながらときどき記録を一緒に見ておきましょう。

植物や天体観察は声かけが大切

毎日観察が必要な植物の成長記録や、特定の日に観察する必要のある月や星の観察の宿題は、取り組みに取りこぼしが起こらないよう親が確認しておきましょう。

たとえば低学年で定番の持ち帰るアサガオの観察は、花の形や枯れるまでの過程を絵に描いたり、毎日花の数を記録したりする課題があるため、忘れていたら後で観察することができません。

天体観察は晴れた日の夜に行うため必然的に親も一緒に、ということが多いでしょう。宿題を持ち帰ったらすぐに把握し、休み期間中も気にかけておきます。

音読や一行日記はためないように

音読、一行日記は毎日やるものです。音読は学力向上に効果があると言われていますので、ぜひ毎日読みましょう。音読により脳が活性化し、集中力が高まる効果が期待できるので、宿題の最初に予定として組んでおくのもオススメです。

一行日記を書くことは1日を振り返り自分と向き合う時間をつくれます。感情の整理ができたり、決まった枠に収めるための文章力をつちかったりと成長によい影響を与える宿題です。こちらも毎日寝る前の習慣にできればよいですね。

【宿題タイプ③】自由研究や読書感想文は保護者サポートも大切!

夏休みに出題される大きな宿題として自由研究と読書感想文があります。多くの家庭で程度の差はあれ親子一緒になって取り組む課題ではないしょうか。時間のかかる宿題はそれだけ子どもの成長にプラスになる要素が多いものです。

自由研究は、なるべくシンプルでサクッと終わるテーマで

自由研究はテーマによっては親の助けや準備が必要で、子どもだけで完成させるのは難しいこともあります。親の時間も限られるため自由研究は計画的に進めることが最重要です。

研究テーマは夏休みの始まる前から決めておくとよいでしょう。時間がかかるものや、まとめるのに手間がかかるテーマを選ぶ場合は特に気をつけてください。

どうしてもテーマが決まらない、自由研究の時間が取れない場合は短期間でできる実験や研究があります。例をいくつか見てみましょう。

  • 中華麺の色変わり実験
  • アイシャドウで指紋検出、探偵ごっこ
  • 氷のでき方の観察

子どもが楽しく取り組めて一日でできるものもたくさんあります。時間がなくじっくり取り組めないときは短期間でできるシンプルなテーマから選択してもよいでしょう。

工作系は親子で楽しく取り組むのが◎!

工作が大好きな子も多いことでしょう。何を作りたいか決めたら材料集めからスタートです。木工工作などはつい手助けする大人のほうが、熱が入るなんてこともあります。子どもの自主性や集中力を育てるために、ぜひ子ども中心に取り組んでもらいましょう。

作文は本選びから! 親子の対話も超重要

夏休みの読書感想文はかなりの頻度で出題され、頭が痛い子どもも多いものです。まずは課題図書などから選んで、感想文を書く1冊を決定します。

低学年、特に1年生はまだ本を読めても文字を追うのがやっとで、ストーリーをよくわかっていないこともあります。親が読み聞かせをしてあげて、感想をしっかり言えるくらいの理解を深めてあげましょう。

子どもの素直な感想、自分でも気づいていない感情を引き出すには、親子で対話することが大切だと言われています。

  • 一番よく覚えているところはどこ?
  • 登場人物で、家族や友だちと似ている人はいる?
  • どうしてそう思ったの?
  • 実際に同じようなことが起こったことがある? もし起こったらどうする?

ポイントは、子どもに考えさせること、実生活と結びつけることです。小学生は「はじめ・なか・おわり」と感想を書くのが一般的ですが、本のあらすじを書くのではなく、もし自分だったら?と置き換えつつ書くとスラスラと鉛筆が進む傾向があります。

それでもなかなか進まないときはどうする?

楽しい長期休みも日が経つにつれて、疲れが出たりマンネリ化したりするものです。少しゆったりとした気持ちで過ごしてみて、それでも気分が乗らなければ宿題をする場所を変えてみるのも一案です。祖父母の家も協力してもらえるようなら頼んでみるのもよいでしょう。

図書館で気分を変えて勉強

家でやってもなかなか進まない、マンネリ気味、誘惑に負ける……など子どもの調子が乗らないときは、いつもと違う場所で宿題をするのがオススメです。

特に自習可としている図書館は宿題に取り組みやすい環境が整っています。自習コーナーでは中高校生や大人が静かに勉強している姿が見られるので、小学生にはよい刺激になるでしょう。調べものもできますし、宿題が終わればごほうびとして本を読むこともできます。

友だちと一緒にやってみる

友だちとお互いの自宅で一緒に宿題をしてもよいでしょう。決めたところは必ずやる、宿題が終わってから遊ぶなどと約束し、メリハリをつけさせれば気分転換にもなります。子どもは宿題ができ、友だちと遊べるので一石二鳥です。

自由研究を共同で取り組むケースもありますが、金銭が発生する場合や役割分担の決め方など保護者の方がしっかり確認して、子どもに不公平のないよう注意します。

ごほうびでやる気をアップ

今日の宿題が終わったらおやつ、プールなど小さなごほうびをちょこちょこと与えて、モチベーションアップにつなげましょう。子どものうちはごほうび目的で勉強をしてもかまいません。学習を重ねていくうちに学ぶ楽しさに気づくことも多いからです。

  • 毎日小さなごほうびを頻繁に!
  • 計算ドリルや漢字が終わったらごほうびのグレードアップ

学研の自由研究特設サイトで長期休みの宿題を乗り切ろう!

学研では子どもたちの長期休みを応援する自由研究についてのさまざまなサービスを展開しています。親子にうれしい短期間で完成する自由研究キットや、自宅で質の高いサービスが無料で受けられるオンライン学習システムは必見です。

学研の自由研究キットは長期休みの強い味方

学研からは忙しい現代の子どもたちの強い味方になってくれる自由研究キットが多数発売中です。キットには研究に必要な道具がそろっていて手順もわかりやすいため、保護者の方の負担も軽くなります。

学研の「自由研究おたすけキットシリーズ」の一部を紹介します。

ほかにも低学年から高学年まで取り組めて、1~3日で実験観察が可能なテーマを取りそろえています。自由研究テーマが見つからない、忘れてしまっていた、たくさん自由研究がやりたい!というときにオススメです。

自宅学習にも活用できる学研のオンライン学習システム

学研では小中学校向けのICT教材「ニューコース学習システム」を提供しています。これは、導入した学校に通う児童生徒が自宅学習に取り組む際も大いに役立つコンテンツをそろえたオンライン学習システムです。併せて「ニューワイド学習百科事典」という長期休みの宿題に役立つサービスも提供しています。

ニューコース学習システムは学年を超えて学べる無学年学習ができ、弱点克服や強化に最適です。わかりやすい動画で、難しい解説もしっかり理解できます。

ニューワイド学習百科事典は自由研究や調べ学習にも使え、長期休みの強い味方になってくれるサービスです。良質な学研の事典のを豊富に取り扱っているため、図書館に足を運ぶことなく興味のあることを思う存分調べられます。

まとめ

夏休みや冬休みなどの長い休みはイベントや誘惑が多く、勉強に集中しづらく「宿題が終わらない!」という状況におちいりがちです。宿題は計画を立てて早めに済ませることで、より楽しい休暇になります。子どものペースで進め、できたらほめる、を繰り返しましょう。

工作や自由研究など親子で取り組んだ宿題は、一生忘れられない思い出として残るものです。学研の自由研究キットやオンライン学習システムを利用すれば、効率的に宿題を進められます。長期休みの宿題の懸念から解放されるかも! そういったツールを上手に利用しましょう。

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