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家庭学習

小学1年生の自宅学習のコツ! 勉強を好きになる絵本・ドリル12選 

小学1年生の自宅学習のコツ! 勉強を好きになる絵本・ドリル12選 

小学校に入ると、いよいよ本格的な勉強がスタートします。もちろん、学校の授業も大切ですが、同時に取り組んでいきたいのが「自宅学習」です。小学校1年生のうちから自宅学習で、コツコツ机に向かうことを習慣づけることで、学年が上がっても意欲的に勉強に向き合えると言われています。とはいえ、「自宅学習」はやり方を間違えると、子どものやる気を落としてしまうことも…。そこで今回は、自宅学習をスムーズに進めるためのコツを、教材に最適なドリルや絵本と合わせてご紹介していきます。 

小学1年生から自宅学習を行う3つのメリット

自宅学習と聞いても、ピンとこない。「学校の授業だけではダメなの?」あるいは、「塾のほうがいいのでは?」と思うかたもいるのではないでしょうか。もちろん、学校の授業は大切ですし、塾にもメリットがあります。しかし、同時に自宅学習を習慣づけることも重要です。まずは、自宅学習がどうしておすすめなのか。その理由や、小学校1年生のうちから始めるメリットを解説します。 

勉強習慣が身につく 

自宅学習の最大の目的は、「学習習慣」をつけることです。小学校、中学、高校、大学…とこれから長い年月、勉強は続いていきます。そんななか、「学習習慣」が身についていないと「勉強が嫌い、苦痛」にもなりかねません。低学年のうちから毎日コツコツ机に向かう時間をつくっておくことで、勉強の習慣は身についていきます。さらに、自発的に学習ができるようになれば、「自分で考える力」や「問題を解決する力」も身につき、今後の勉強はもちろん、受験や就職後の生活にも生かされていきます。 

経済的な負担が少ない 

勉強についていくためには、「塾に通わせたほうがいいのだろうか」と迷うかたもいるのではないでしょうか。その際にネックになってくるのが、経済的な負担です。塾や学習教室などに通うと、月に10,000円以上の費用がかかることは少なくありません。一方「自宅学習」は、基本的には市販のドリル代などにかかる費用のみ。塾やお稽古に通うよりも、安くおさえられることも「自宅学習」のメリットです。 

自分のペースで勉強できる 

自宅学習は、「自分のペース」で勉強ができることも大きなメリットです。というのも、塾や学習教室などの場合、自分が理解したかどうかに関係なく授業が進んでしまい、置いていかれてしまうことも。また、わからないことがあっても先生に質問ができないというお子さんも少なくないようです。その点、自宅学習ならば、自分が納得できてから次へ進むことができますし、家族にならわからないことも気軽に聞けます。また、子どもの体調や都合に合わせて、勉強内容や時間を変更ができるのも自宅学習ならではです。 

自宅学習で勉強を教える際の4つのポイント

いざ、「自宅学習」を始めようと思っても、「机に向かってくれない」「すぐに飽きてしまう」といった状況に直面してしまうことも。そんなときに大事になってくるのが、親の関わり方やサポートです。子どもに、やる気になってもらうためにはどうすればいいのか。ここでは、4つの具体的なポイントをご紹介します。 

親子のコミュニケーションの中から学ぶ 

小学校1年生の子どもにとって、自らの意思で学習習慣をつけることは簡単ではありません。だからこそ、親が寄り添ってあげながら、親子で一緒に勉強することが大切です。親はそばで見守り、子どもから質問があれば答えてあげましょう。その際、すぐ答えを教えるのではなく、答えにたどり着くためのヒントを教えてあげるといいでしょう。「疑問に答えてくれる」「ヒントをくれる」ことへの感謝や敬意の気持ちから、親子間の信頼関係も深めることができます。 

集中できる環境をつくる 

低学年のうちは、リビングなど親の目が行き届く場所で学習することがおすすめです。親も寄り添ってあげやすくなりますし、子どもも質問がしやすくなります。ただし、テレビがついていたり、まわりにおやつ、ゲーム機やおもちゃなどがあったりすると、子どもは気が散って集中ができません。勉強するときは、必要のないものは目につかないところへ片づけて、学習に集中できる環境を整えてあげましょう。 

短時間でも机に向かう習慣をつける 

小学校1年生の集中力が続くのは、10分程度言われているので、自宅学習も「学年×10分前後」を目安にするといいでしょう。長く続けても、気が散ってしまったり、飽きてしまいます。また、その状態で無理に続ければ、勉強に対してマイナスな感情が芽生えてしまうことも。自宅学習は、気持ちが集中する時間内で終わるせることも重要です。そして、意識したいのは、1日たくさんやることより毎日の継続です。短時間でいいので、毎日コツコツ続けることで、学習習慣が身についていきます。 

たくさん褒めて自信をつける 

子どもが、勉強し終えたら「今日も、がんばったね」「上手になったね」など、ささやかなことでもいいので褒めてあげましょう。褒められたことで、「勉強は楽しい」「褒めてもらいたいから、勉強したい」という気持ちが沸き、それらは勉強意欲や自信につながります。反対に間違いを強く指摘したり、できないことを責めたりすると「叱られたくない」という思いが強く残り、勉強が嫌いになってしまうことも。失敗したときも、「次はできるよ」「大丈夫だよ」と、前向きな言葉で励ますことが大事です。 

自宅学習が好きになる勉強のコツ!

学習習慣を定着するためにもっとも必要なのは、「勉強が楽しい」と思う気持ちです。楽しいと思えれば、次の日もやりたくなります。逆に、「勉強は嫌なこと」「つまらない」という気持ちが芽生えてしまうと、机に向かうことができません。「楽しい」「もっとやりたい」と思ってもらうために、次に紹介するひと工夫を取り入れてみましょう。 

好きな科目を先に勉強してやる気につなげる 

勉強をはじめるとき、「好きな科目」と「苦手な科目」どちらを先にやるべき?と迷うかたもいるのではないでしょうか。この場合、ぜひ「好きな科目」からはじめましょう。というのも、「勉強は楽しい」という気持ちを後押ししてくれるのは、「できた!」という達成感や自信です。もし、苦手な科目を先にやってしまい、できなかったり間違えが多くあったりすると、達成感が味わえず、やる気が下がってしまいます。まずは、「好きな科目」からはじめて、やる気を引き出すことが大切です。 

ゲーム感覚でできるものを取り入れる 

ふつうに机に向かうだけでは、やる気がでなかったり、飽きてしまうこともあります。そこで、ちょっとしたゲーム感覚で楽しみながら勉強ができる工夫をするといいでしょう。例えば、「〇分以内に〇問を解く」など、あえて制限時間を決めるのもおすすめです。やる気に火がつくことはもちろん、「クリアできた!」という、まるでゲームを攻略したような達成感を味わいやすくなります。また、音や動画などが豊富に使われている「タブレット学習」なども、紙の教材では得られない楽しさがあり、モチベーションアップにつながります。 

スタンプやシールで努力を示す 

「ご褒美」を取り入れることも、モチベーションを高めるためのコツです。たとえば、カレンダーを用意し自宅学習をした日にはシールを貼ったり、スタンプを押したりすることをルールにしてみましょう。子どもは、「スタンプ=ご褒美」をもらうことが目標になり、「がんばろう」という気持ちがアップ。また、どれだけがんばったかも目に見えてわかるので、達成感や満足感の向上になります。 

小学1年生が自宅学習で勉強する内容は? 

小学校1年生が自宅学習でやるべき勉強は、「読み・書き・計算」が中心です。「読み」は、声を出して文章を読むこと。教科書の文章がスラスラと読めるように、繰り返し音読を練習しましょう。「書き」は、ひらがな、カタカナ、習った漢字を書くこと。バランスよくスムーズに書けることを目指します。また、書くことによって、鉛筆の使い方や、字を書くために必要な指の力を養うこともできます。「計算」は、足し算、引き算。単に問題を解くだけでなく、「増える・減る・足す・引く」それぞれの意味を理解することや「速く、正確にできる」ことも大事です。 

小学1年生の自宅学習におすすめの絵本・ドリル12選 

自宅学習をスムーズに進めるためにそろえたいのが、ドリルや絵本など教材です。まだ勉強に慣れていない小学1年生は、無理のなく解ける内容から始めましょう。そして、「楽しい!」と思って取り組めること、「明日もやりたい!」と思える工夫があるものがおすすめ。ここでは、小学1年生にぴったりの12冊をピックアップしました。 

読む力を育む文章読解ドリル3冊

毎日のドリル 小学1年 文章読解 

物語、説明文、詩などの読み取り、問題に答えていくドリル。無理のない量の問題数で構成された1枚を、毎日「やりきる」ことで自信をつけることができます。やる気アップにつながる「できたよシール」も付属。1回終わるごとに、シールを台紙に貼っていけば、毎日のがんばりを目で認識できるので勉強の励みに! さらに、専用の「勉強管理アプリ」に時間や点数を記録していけば、成績のグラフ化も可能です。アプリには、内容に合わせて賞状やメダルがもらえたり、勉強をがんばるとキャラクターが育ったりする仕組みも搭載。やるごとに楽しみや達成感を味わうことができます。 

早ね早おき朝5分ドリル 小1国語 文章読解 

小学1年生の自宅学習は長い時間やるよりも、短い時間でいいので毎日続けることが大事です。このドリルの1日分は、たった5分で解ける問題数。「毎日ちょっとずつ勉強」を習慣づけるのに、ぴったりです。ドリルは表と裏が1回分になっていて、表面にある問題用の文章は、どれもサクッと読める長さ。集中力を切らすことなく最後まで読めるので、設問にもスムーズに取り組むことができます。裏面は、表の文章で出てきた漢字を復習ができる仕様に。1回分はあっという間に終わる量ですが、コツコツ積み重ねることで、説明を読み取る力、要点を捉える力などを鍛えることができます。 

ドラゴンドリル 小1文章読解のまき 

「ウチの子が、はじめてドリルにハマりました!」「夢中になって、3日で解き終わってしまった!」といった声も届くなど、「カッコいいもの好き」の子どもたちを虜にしている国語の文章読解ドリル。最大の魅力は、ドラゴンのイラストが描かれたキラキラシール。1回分の勉強を終えるごとに得られるシールを1枚ずつ貼っていくと、最大15㎝四方のドラゴンのイラストが完成していきます。しかも、イラストはゲーム業界で活躍するイラストレーターの描き下し。カッコいいドラゴンが完成することを楽しみに、勉強をどんどん進めたくなること必至です。 

文字を書く練習に最適なドリル3冊

早ね早おき朝5分ドリル 小1かん字 

1日分はたった5分。朝の短い時間はもちろん、ちょっとした隙間時間にもぴったりな漢字ドリル。書き順どおり文字をなぞっていくページや、間違えた漢字を復習するページなどもあり、1つ1つの漢字をしっかり覚えることができます。ドリルが終わるごとに、達成シートにシールを貼っていけば、がんばりが目に見えて、やる気もアップ! さらに、毎日の睡眠時間や勉強時間を記録できる「生活チェック」のコラム付き。自分の生活を振り返ることで、規則正しい生活習慣も身に着けることができます。 

毎日のドリル 小学1年 ひらがな・カタカナ 

1日1枚の勉強で、学習習慣が定着する「毎日のドリル」シリーズ。無理なく1日1枚をやり抜くことで、ひらがな・カタカナの正しい書き方をしっかりマスターできます。また、いきなり“書きにくい”字に直面すると、やる気を落としてしまう子も少なくありませんが、これは“書きやすい”ひらがなから順に学習する構成に。「できるもの」から進められるので、自然と自信にもつながっていきます。ご褒美シールや、成績がグラフ化できる「勉強管理アプリ」を活用すれば、できたことを実感しやすく、さらにモチベーションもアップ。 

毎日のドリル 小学1年 言葉のきまり 

イラストに合った正しい「ことば」を選んだり、間違いを探したりするページ、「は」「を」「へ」などの使い方を覚えるページ、イラストを見ながら「だれが、だれに、何を、どうする」などを書いていくページなど、さまざまな展開で「言葉のきまり」を覚えていくドリル。言葉の知識や語彙が増えていくことはもちろん、作文や記述問題に役立つ「書く力」や、文章の読解に役立つ「読む力」も伸びていきます。無理のない量の問題数で構成されていることもポイント。「1日1枚」を「やりきる」ことができるので、達成感や自信につながります。 

計算力がレベルアップするドリル3冊

ドラゴンドリル 小1けいさんのまき 

ドラゴンがたくさん登場する「カッコよさ」を追及した「ドラゴンドリル」シリーズの 計算ドリル。5までの数の練習からはじまり、スモールステップで進みながら、100までの数の足し算・引き算まで無理なく覚えることができます。問題を解くごとに得られる大きなキラキラシールが日々の勉強のモチベーションに! シールを貼っていくと、カッコいいドラゴンのイラストが完成していくので、どんどん進めたくなります。魔法書やダンジョンをモチーフにしたページのデザインも魅力。めくるだけでワクワクする仕掛けがいっぱいで、楽しみながら勉強ができます。 

 早ね早おき朝5分ドリル 小1けいさん 

反復学習で基礎力の向上を目指す「陰山メソッド」を確立し脚光を浴びた、陰山英雄先生監修の「早ね早おき朝5分ドリル」シリーズ。朝の短い時間でも取り組めるように、1日分はたった5分。毎日コツコツ続けやすく、続けることで基礎力を定着することができます。各ページに例題がついているところもポイント。解き方をきちんと把握できるので、スムーズに取り組むことができます。1回終わるごとに達成シールをシートに貼っていきましょう。どこまで進んだかがわかると、子どものやる気も上向きに。 

毎日のドリル 小学1年 たしざん・ひきざん 

10までの数の足し算から、100までの数の引き算まで、全40回が1冊に。1日1枚をこなしていくことで、少しずつ計算の基礎を身に着けていくことができます。計算のやり方を詳しく説明してくれる、ていねいな解説が付いていることも特徴。ひとりでも勉強しやすいうえに、1つ1つを理解しながら進めることができるので、確実に力が伸びていきます。ドリルが1回終わるごとに「できたよシール」を貼ったり、「勉強管理アプリ」も活用することで、学習習慣も定着していきます。 

文章読解力や集中力が付く絵本3冊

みやにしたつやのさんすうえほん プラスマンと カズカズせいじん 

人気絵本作家の宮西達也氏初のさんすう絵本。子どもたちが砂場で遊んでいると、突然、悪役の“カズカズせいじん”がやってきて、かずに絡めた問題を出していきます。さらに、意地悪をする“カズカズせいじん”を見かねて、正義の味方“プラスマン”も登場。ワクワク、ドキドキのストーリーの中で、1~10までのかずと、0」を楽しく学ぶことができます。巻末には、わかりやすい解説も。算数の勉強になることはもちろんですが、文章を読解していく力や、楽しいストーリーに没頭することで集中力も養われます。 

りおくんのすすむみち―学校に行けない君たちへ― 

小学校3年生のときから、学校へ行けなくなってしまった息子をもつ作者が、当時の息子の言葉を元に、息子と一緒につくった絵本。ある日学校に行けなくなった、りおくん。でも、「本当は学校に行きたい。みんながふつうにできていることを僕もやりたい…」そんな思いを抱いています。学校に通えなかった子が、まわりの協力を得て、少しずつ学校で過ごす時間を増やしていく姿が描かれていく1冊。主人公やまわりの人の気持ちを考えたり、理解する力もついていきます。 

 語りつぎお話絵本 ふたつの勇気 たくさんの命を救ったお医者さんの話 東日本大震災 

2011年に起こった東日本大震災。このとき発生した津波によって石巻市立病院は、孤立状態に…。そんななか、400人以上の患者さんやスタッフの命を救うために立ち上がったのが、ふたりの医師、内山哲之さんと矢野賢一さんです。実際に起こった出来事を元にしたこの絵本には、たくさんの命の救出につながった、ふたりの勇気ある行動が描かれています。震災が招いた悲惨な現場や、登場人物の心理等も迫力のある絵とわかりやすい文章で伝えてくれる1冊。 

自宅学習なら楽しく学べる「ニューコース学習システム」 

パソコンやタブレットなどを使って問題を解いたり、解説を聞いたりできる学研の「ニューコース学習システム」も、楽しく学べる教材のひとつです。「ニューコース学習システム」は、創業70年余、学校現場に寄り添った教材の開発を行ってきた学研が、そのノウハウを生かして開発した教材。学校や自治体などでも活用されていますが、自宅学習の教材としてもぴったりです! 児童でも操作しやすい画面設計なので子ども一人でも学習ができますし、ドリルは1単元5~10分ほどで回答できる内容なので、朝の短い時間でも効率的に勉強に取り組めます。 

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まとめ 

なかには、自宅学習は「高学年なってからでいい」と思うかたも、いるかもしれません。しかし、自宅学習は低学年のうちに身に着けておくことがとても重要です。高学年になると、勉強内容が難しくなったり、勉強以外のやりたいことが増えてきます。そういったなかでの習慣づけは、ハードルが上がってしまうからです。 

入学したばかりで、まだ内容が難しくない小学1年生のときこそ、習慣づける最大のチャンス。短い時間でもいいので、毎日机に向かうクセをつけていきましょう。 

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