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ひらがな練習を好きになる!オススメドリル・絵本14選と教え方のコツ

ひらがな練習を好きになる!オススメドリル・絵本14選と教え方のコツ

ひらがなの練習は無理やり進めると、逆効果となることもあるので注意が必要です。楽しく取り組めるドリルや絵本を用いて練習しましょう。読み方・書き方それぞれで、教え方のポイントや練習方法の手順といった基礎知識をご紹介もします。

※目次※

  1. ひらがなを教えるタイミングは文字に興味をもったとき
  2. 【読み】子どもがひらがなを読めるようになる方法
  3. 【書き】ひらがなが書けるようになる練習方法と手順
  4. 楽しく文字を学べる絵本5選
  5. 【年齢別】ひらがなの反復練習にオススメドリル9選
  6. ひらがな練習が好きになる! 教え方のポイント
  7. ひらがな練習教材を探すなら「学研出版サイト」が最適
  8. まとめ

ひらがなを教えるタイミングは文字に興味をもったとき

「文字の読み書きは、できるだけ早く教えたほうがよいのでは?」「5歳になっても文字が書けなかったら……」などと、悩むことがあるかもしれません。ひらがなを覚えるベストタイミングは、子どもが文字に興味をもったときです。目安としては、3~5歳の間にひらがなを習得する子どもが多いといわれています。

ただし、無理やり練習を開始してしまうと、お子さまが嫌悪感(けんおかん)をもち、学習すること自体が嫌になってしまう可能性があるので気をつけましょう。保育園や幼稚園では友だちと手紙交換をしたり、自分の作品に文字を書いたりする機会があるので、「文字を覚えたい」という意欲が自然にわくようになります。

【読み】子どもがひらがなを読めるようになる方法

ひらがなの練習は、「読み」からはじめるのが一般的です。「書き」のステップに進むためにも、まずは50音を覚えましょう。ここでは、ひらがなを読めるようにするための重要なポイントを、2つご紹介します。スムーズにひらがなを覚えられるよう、保護者の方も協力しながら練習を進めましょう。

絵本で文字に興味をもたせる

文字に興味をもたせるときには、絵本の読み聞かせが効果的です。読み聞かせの最後に「ここに〇〇って書いてあるね」「〇〇ってこうやって書くんだね」などと声かけをしてみるとよいでしょう。
ノートや鉛筆を使用する学習方法ではないので、勉強している感覚が少なく、楽しく文字を覚えられます。また、「語彙力が増える」「集中力が身につく」「親子のコミュニケーションで情緒が安定する」といったメリットがあるのもうれしいポイントです。

ひらがなにふれる機会を増やす

日常的にひらがなにふれる機会を増やすことで、覚えが早くなる可能性があります。「ひらがなポスターを貼る」「手紙交換をする」といった方法を、実践してみましょう。

ひらがなポスターは、リビングやダイニングなど目につきやすい場所に貼ると文字に興味をもちやすくなります。食事のときやおもちゃで遊んでいるときなどに、「りんごの『り』だね」「つみきの『つ』はどこに書いてあるかな?」などと声をかけると、自然な流れで文字を学習できるでしょう。

【書き】ひらがなが書けるようになる練習方法と手順

ひらがなを読めるようになってきたら、書く練習がはじめられます。読めるようになっていれば書くのも簡単なように感じますが、いきなりスラスラとひらがなを書けるようになることはほとんどありません。練習を重ねて、少しずつ書けるようになっていきます。ひらがなを書くときの練習方法をご紹介しますので、手順にそって練習していきましょう。

1.運筆(うんぴつ)力を養う

3歳ごろには手先がある程度自由に動かせるようになりますが、まだ発達の途中です。ひらがなを練習する前に、まずは鉛筆を持ち、動かす練習からはじめましょう。このトレーニングをすることで、運筆力が養われます。

運筆力がつくことで、筆圧が濃くなり、手指の動かし方を学べるのがメリットです。運筆力を養うためには、「迷路を線でなぞる」「点と点を結ぶ」といった練習方法があります。直線だけでなく、ジグザグや波線などさまざまなパターンの線を引く練習をしておくと、筆先をスムーズに動かせるようになるでしょう。

2.自分の名前からはじめる

ひらがなを練習するときは、必ずしも「あいうえお」順で進めていく必要はありません。例えば、自分の名前は子どもにとって最もなじみがあります。そのため、関心が生まれやすく、やる気をもって書く練習に取り組むでしょう。

また小学校に入学すると、教科書やノートに自分で自分の名前を書くようになります。いざというときに困ることがないよう、早めに書けるようにしておくと安心です。自分の名前が書けるようになったら、「身の回りのものの名前」「友だちの名前」など、子どもの興味や関心のある言葉を順番に覚えていきましょう。

3.なぞり書きで感覚をつかむ

おうちの方が名前を書き、その上をなぞることからはじめます。最初は子どもの手を取り、いっしょに書いて文字を書くときの感覚を教えましょう。なぞり書きは、楽しく行うことが大事なので、線からはみだしていたり書き順が間違っていたりしても大きな問題はありません

なぞり書きがまだ難しいようであれば、文字の角になるところに点を書き、その点と点を線で結ぶ練習方法もあります。発達の度合いや年齢に合う方法で練習しましょう。

4.書き順を覚えながら写し書きする

なぞり書きができるようになったら、次のステップ「写し書き」に進みます。右利きであれば紙の左側、左利きであれば紙の右側に手本を書き、手本を見ながらマネして書いてみましょう

「はらい」や「はね」、書き順なども教えておくことで、正しくひらがなが書けるようになります。あとから覚えなおすのは大変なので、効率よく文字の学習を進めるためにも、はじめからていねいに時間をかけて練習しましょう。

5.ドリルで反復練習する

反復練習をすることで、書き方が自然と体に染みつきインプットされます。また、覚えた知識のアウトプットにもなるので、知識の定着にも最適です。

ただし、同じことをくり返す作業になるので、途中で飽きてしまう可能性もあります。ドリルに取り組むときには、「短時間にする」「1ページずつ進める」「目標が達成できたらごほうびシールを貼る」など工夫をして、楽しく進められるように配慮しましょう。

楽しく文字を学べる絵本5選

絵本の読み聞かせをすることで、文字への興味を自然に引き出す効果を期待できます。絵本にはさまざまな種類がありますが、「子どもの好きなこと」や「関心のあること」、「身の回りのなじみがあるもの」などが題材となった絵本が望ましいでしょう。
ここでは、3~5歳のひらがな学習に適した絵本を5冊ご紹介します。絵本のあらすじや特長、オススメポイントを解説するので参考にしてみてくださいね。

どんぐりむらのどんぐりえん

どんぐりえんに通う子どもたちの、楽しい園生活を描いた物語です。年に一度の園行事に向けて、一生懸命に準備を進めていくストーリーです。幼稚園や保育園に通う子にとっては、なじみのある題材がテーマになっているので、自然と絵本の世界に引き込まれていくでしょう
カバー袖と帯はペーパークラフトになっていて、制作を楽しめるのもうれしいポイントです。どんぐりえんをつくって、ごっこ遊びも楽しめます。

でんしゃ・のりもの あいうえお

写真を見ながら「あいうえお」を学べるのが特長の絵本です。絵本の右ページにはのりものの写真と豆知識が、左のページには大きくひらがなが記載されています。ひらがなは、迷路遊びのようになぞれるようになっており、書き順も記載されているため、ひらがなの正しい書き方を教えたいときにも最適です。
電車やバスなどのりものの写真が100点以上掲載されているので、のりものが好きな子の知的好奇心をくすぐります。

おばけだじょ

どんどん続きが読みたくなるようなかわいらしいイラストと、美しい色合いが印象的な絵本です。ぼんやりと光る不思議な背景には、影絵を使用しています。今までにないアイデアや発想が詰まった斬新さも、みどころのひとつです。
おばけを題材にしたちょっぴりミステリアスな作品なので、ドキドキハラハラとした感覚を楽しめます。予想外の展開が興味をそそり、一度読むと何度でも読み返したくなる作品です。

ぴよちゃんとひまわり

 

ひよこの「ぴよちゃん」が、お花の「ひまわり」とお友だちになる、ふたりの友情を描いた作品となっています。ふんわりとしたやさしいタッチの絵がかわいらしい絵本です。この物語には「お別れ」のさみしさや「友だちや命の大切さ」などが表現されています。慈(いつく)しみの心や思いやりの心を育てたいときにも最適です。
ぴよちゃんの物語はシリーズ化されており、ほかにも『ぴよちゃんのかくれんぼ』『ぴよちゃんのおともだち』など、いくつか種類があります。お子さまがこの本に興味を示した場合には、ほかのシリーズもぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

おもちのかいすいよく

食べ物の「おもち」が、キャラクターとなって海に遊びに行くお話です。おもちの「もーちゃん」は「ちーちゃん」と、はぐれてしまい海水浴場を探しまわります。砂に書いたメッセージにヒントが隠されているというストーリーになっているので、文字を覚える練習にも適した絵本といえるでしょう。
また、この絵本は文字数が比較的少ないため、ひらがなを覚えたばかりの子が自分で読むときの練習用の絵本としても活用できます。

【年齢別】ひらがなの反復練習におすすめドリル9選

ドリルは反復練習ができるので、インプットにもアウトプットにも適した練習方法です。ただ、文字を書く練習をはじめたばかりの子と、ひらがなをほとんど書けるようになって仕上げの段階にいる子では、使用するドリルは異なります。
ドリルは、年齢や発達に合うものを選びましょう。ここでは、年齢別に、オススメのドリルを3冊ずつご紹介します。

【3歳向けドリル3冊】興味をもって楽しく学ぼう

3歳は、これから文字を学習する子や文字を覚えたばかりの子が多いでしょう。運筆力を養い、手先の運動の運動をしながら、ひらがなを学習できるドリルがオススメです。

学研の幼児ワーク 3歳 めいろ

このドリルでは、曲線や折れ線などを書く練習や、迷路をたどる練習で運筆力を養います。しりとり形式の問題もあるので、語彙力を養えるのもポイントです。

学研の幼児ワーク 3歳 シールでおけいこ ~たべもの・のりもの・ひらがな・ちえ~

 

200枚以上のシールが用意されており、手指の運動に適したドリルとなっています。絵探しやパズルもあるので、飽きることなく楽しく進められるでしょう。

学研の幼児ワーク 3歳 ひらがな

ひらがなの清音(せいおん)46文字を、なぞり書きできるドリルです。5文字ごとにおさらいのページがあるので、知識を着実に定着できます。

【4歳向けドリル3冊】読み書きを徹底的に学べる

4歳は、書ける文字がどんどん増えていく時期です。※鏡文字になったり、書き順が間違っていたりすることもあるので、正しいひらがなが覚えられるようなドリルを使用しましょう。
※鏡文字:上下はそのままに左右が反転している文字

学研の幼児ワーク 3~4歳 かいてけせる ひらがな 新装版

クレヨンやマーカーで書き、ティッシュで消せる「おけいこボード」がついたドリルです。何度も練習できるので、自然と文字を記憶できます。

学研の幼児ワーク 特別限定版 3~4歳 はじめてのひらがな(特典つき)

マーカーとおけいこプリントがセットになっている便利なドリルです。購入してすぐに文字の練習をはじめられます。オールカラーなので見やすく、飽きることなく学習できるでしょう。

学研の頭脳開発 くせのない きれいな字になる ひらがなれんしゅうちょう 7さいまでに身につけたい

きれいな文字を書くためのポイントを教えてくれるドリルです。子どもたちが実際に書いた字を例として記載しているので、理解しやすいでしょう。幼児期の子どもから小学生までを対象にしており、長く使えるのもうれしいポイントです。

【5歳向けドリル3冊】ひらがな以外の文字にも挑戦

個人差はあるものの、5歳児になるとひらがなを書ける子が増えてくるようになります。文字への理解を深めるドリルや、ひらがな以外の文字にも挑戦できるものを選びましょう。

学研の幼児ワーク 5~6歳 カタカナ

カタカナを練習できるドリルです。カタカナとひらがなの違いも覚えられる内容になっています。文字を書くだけでなく、色を塗ったりシールを貼ったりできるので遊び感覚で楽しく学習できるでしょう。

学研の幼児ワーク 5歳 もじ かず ちえ

ものの名前を覚えたり、ひらがなの清音・濁音(だくおん)の書き取りをしたりできるドリルです。「かず」や「ちえ」も学習できるので、推理力や考察力といった考える力や集中力を養いたいときにも向いています。

学研わくわく知育ドリル ディズニープリンセス ひらがな・カタカナ(4・5・6歳)

ディズニープリンセスたちのかわいらしいイラストが特長の知育ドリルです。自発的に学習したくなるような工夫がしてあるドリルなので、自然と学習習慣も身につくでしょう。

ひらがな練習が好きになる! 教え方のポイント

ひらがなの練習は、無理やり進めてしまうと逆効果になる可能性があります。ひらがな学習を効率よく進めるためには、保護者の方のサポートが必要です。できるだけ楽しく、自分から進んで「勉強したい!」と思えるような環境をつくってあげましょう。ここでは、学習意欲を促すための教え方のポイントを3つご紹介します。

子どもの学習進度に合わせて進める

「早くひらがな学習を進めたい」「お友だちはもうひらがなを書けるのに……」と焦ったり不安を感じたりすることもあるでしょう。しかし、どんどん進めようとすると、子どもはひらがな練習に対して「嫌だ」「やりたくない」といった気持ちになってしまう可能性があります。
子どもの成長や発達には個人差があり、興味をもてば大人がおどろくようなスピードですぐに覚えてしまうこともあります。小学校入学までを目標に、長い目で見て学習を進めるようにしましょう

集中力が続く範囲で終わらせる

練習量が多すぎたり、時間が長すぎたりすると、途中で飽きて中だるみする可能性があります。子どもの集中力は大人に比べて短く、年齢や興味関心の強さによっても集中できる時間の長さが異なるものです。
3~5歳の子どものひらがな練習は、5~15分程度で切り上げましょう。1回の時間は短くても、やる気が持続できれば問題ありません。毎日コツコツ学習し、勉強する習慣を身につけることが大事です。

練習中はたくさんほめる

文字を練習しているときは、書き順を間違えたり、文字が読みにくかったりすることもあるかもしれません。しかし、間違っていることを指摘したり、厳しくしかったりすることは避けましょう。
練習中は、たくさんほめることで子どものやる気がUPします。「もっと文字を覚えたい」「明日も練習したい」と、自発的に思えるような声かけを心がけましょう。また、ごほうびシールやスタンプをあげるといった方法もあります。学習にメリハリをもたせたいときや、モチベーションを高めたいときに使用すると効果的です。

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まとめ

 

ひらがなは3~5歳の間に習得する子が多いといわれています。文字に興味をもったときが、ひらがなの練習に適した時期です。絵本やドリルなどを用いて、楽しく学習できるようにしましょう。子どもは「文字を勉強するのは楽しい」「文字が書けるようになってうれしい」といった気持ちになることで、意欲が向上し自発的に学習するようになります。

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