解説 お江戸の科学

古着屋:普段着は古着が当たり前。商人の古着屋、回収業の古着買い、再生業の古着仕立屋の分業が確立していた。 蝋燭の流れ買い:溶けた蝋を集めて再生する。 木っ端売り:建材や廃材の木っ端を集め薪として売ったり付け木屋に売る。 古傘買い:壊れた傘を下取りして再生する。破れた油紙は、味噌や魚の包装紙に、折れた骨は燃料にする。 付け木売り:木っ端などを薄く削り、硫黄を塗って発火燃焼材として売る。 空き樽買い:使用済の樽を回収、問屋に売って再利用する。 灰買い:かまどの灰を買い集る。灰は肥料として灰市などで売られる。 ほうき買い<:新品と交換するが、古いシュロのほうきは、解いて縄にしたり、たわしに再生する。

たがや:壊れた桶やたがの修理をする。 瀬戸物焼き継ぎ:欠けた陶磁器を白玉粉で焼き継ぐ。 鋳掛屋:鍋や釜の破損を修理する。 羽織の紐直し:羽織の紐を交換する。 錠前直し:壊れた錠や鍵を直す。 算盤直し:算盤の修理をする。 雪駄直し:履物の修理をする。 古椀買い:古椀は漆を塗り直すなどされて売られる。 下駄の歯入れ:下駄の修理や歯の交換。 竈師:へっつい(かまど)を直す。

雪駄直し:履物の修理をする。 古椀買い:古椀は漆を塗り直すなどされて売られる。 下駄の歯入れ:下駄の修理や歯の交換。 竈師:へっつい(かまど)を直す。 臼の目立て:減った臼の目を立てる。 羅宇屋:煙管の竹を交換する。 堤灯の張り替え:紙を張り替え、屋号などを書き入れる。 ごみ取り:町と契約し、長屋などのごみ溜のごみを燃料、肥料、埋め立て用に分別回収する。 馬糞拾い:道端の馬糞を拾い、肥料として売る。

江戸のリサイクル業