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子ども向け読み物

学研道徳動画ライブラリー・第22回〈七夕ものがたり〉

学研道徳動画ライブラリー・第22回〈七夕ものがたり〉

夏の夜空を南北に流れる天の川。
この川上に天と地上のあらゆるものを支配する天の世界がありました。

天の世界には「天と地上のすべての者の幸せをねがっている」という神さまがいました。
そこに、この世でいちばんきれいに織物がおれるという織姫(おりひめ)がやってきました。
天の神さまは織姫に、「たいへん美しい五色(ごしき)の糸で織物をおってほしい」とおねがいします。

次に、天の神さまのもとにやってきたのは彦星(ひこぼし)。
彦星には「1000年に一度しか生まれない黄金の牛を育ててほしい」とおねがいします。
天の神さまは、ふたりそれぞれに「決してなまけずに、1年のうちに自分のもとに差し出す」ように言います。

織姫は織物をおることに、彦星は牛を育てることにそれぞれ励(はげ)みますが、
あるとき黄金の牛が走り出し、織姫のところへたどり着いたのをきっかけに織姫と彦星は恋に落ちます。

それから、ふたりは仕事をおろそかにして、遊んでしまいます。
そして、織姫は美しい織物を、彦星は黄金の牛を天の神さまに差し出す約束を守れくなってしまいました。
天の神さまは約束を破った罰(ばつ)として、「天の川をはさんで西と東に別れ、二人が二度と会うことを許さない」と言います。

はたして離れ離れになったふたりはどうなるのでしょうか?

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今回は七夕を舞台にした、美しくせつない恋のお話。

ちなみに、七夕を「たなばた」と読むのは、古い時代に「織物を神さまにお供(そな)えする」行事があり、そのとき、織物をつくる機械が「棚機(たなばた)」という名前だったことからとされています。
本作品の映像の美しさは目をひかれるものがあります。

美しい織物、かがやく黄金の牛、そして広大な宇宙が神秘的(しんぴてき)に描かれています。

作品冒頭のナレーションで話された
「夜空は私たちのために神さまがお書きになった物語の図書館です」
という言葉。
宇宙はまだまだ不思議なことが多く、わからないことだらけですが、だからこそ、私たちは心うばわれ、いろいろな物語を想像するのかもしれませんね。

動画こちらから!

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