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2006年6月22日

子育ては夫婦で、外遊びは父親に期待する母親の願いが判明!
-妊娠中及び0~2歳児の母親アンケート調査より

 昨年、「財団法人 母子衛生研究会」と学研教育総合研究所は共同で、妊娠中および0~2歳児の子をもつ母親に対するアンケート調査を行い、『子育て白書'05-'06』を刊行しました。調査対象の、全国のマタニティーママの方から0・1・2歳児を持つお母さんに実施し、500名に回答をいただきました。以下のような傾向が分析されました。調査分析については、大妻女子大学家政学部児童学科保育学研究室・柴崎正行教授・田代和美助教授にお願いしました。今の子育てに関する希望や悩み、これからの保育施設に望むことなど実態の一部を見ることができました。

●妊娠中の母親へのアンケート結果について
(1)妊娠・出産・子育てに対して真面目に取り組む傾向が強い
(2)生活は堅実で、心の豊かさや家庭を大切にしたいと考える傾向が強い
(3)将来に対する不安を感じており、貯蓄を増やしたいと願う傾向が強い
(4)早期教育への関心は低く、胎教も情緒面での効果を期待する傾向が強い
(5)乳児期は自分の手で育てたいと願う妊婦が多く、責任感が強いといえる
(6)保育施設に預ける理由には、経済的な状況と自信の無さがあげられる
●0・1・2歳児の母親へのアンケート結果について
(1)多くの母親が情報機器を使っているが、育児情報は知人や親を頼る傾向
(2)まだ習い事はさせていないが、多くは発達に適した玩具を与えている
(3)幼児期は水泳・ピアノ・英語を習わせたいと考えている母親が多い
(4)家庭でほしい玩具は、お絵かき、粘土、ブロックなど知的なひとり遊び
(5)保育施設にはやさしさ、しつけ、自立心を期待している母親が多い
(6)子育ては夫婦で、外遊びとたくましさは父親に期待している母親が多い
(7)経済的に余裕があるならば、乳児期は家庭で育てたいと願う母親が多い

(中嶋雄一研究員)

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