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高校生白書Web版 2018年9月調査

【調査テーマ】「高校生の日常生活・学習に関する調査」

4.日常生活について
朝食をとる習慣
★約7割の高校生は毎日朝ごはんを食べている

【図2】朝ごはんを毎日食べていますか。

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起床時刻」は小学生、中学生とほとんど変わらない結果となった高校生だが、朝食をとる習慣に変化は見られるのだろうか。

全体の平均をみると、「毎日食べている」高校生は71.0%であり、2017年度調査の中学生が朝食を「決まった時間に食べている」(≒毎日食べている)割合が86.3%であるのに対して減少していることがわかる。2018年度の小学生白書の調査結果が92.2%であることからも、小学生から進学するにつれて朝食をとる習慣が少しずつなくなっていく傾向が見受けられる。

学年ごとの変化はとくに顕著であり、朝食を「毎日食べている」高校1年生は78.5%、2年生は72.5%、3年生は62.0%と減少していく。「起床時刻×朝食をとる習慣」の結果が示すように、朝食を「ふだん食べていない」高校生の51.1%は7:30以降に起床していることから、朝食を削ってでもより長く寝ていたいということだろうか。

一方、男女別に見ると、高校2年生以降の「毎日食べている」割合は女子の方が男子よりも約10ポイント低いことが分かる。男女間の起床時刻には大きな違いが見られないことから、朝食をとる習慣の男女間の違いは単純に「朝食を食べるより寝ていたい」ことが理由ではなさそうだ。