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白書シリーズWeb版

中学生白書Web版 2017年8月調査

【調査テーマ】「中学生の日常生活・学習に関する調査」

8.学習について
好きな教科・嫌いな教科
★男女で異なる傾向。男子は「数学」「社会」、女子は「国語」「英語」が人気!

【図17】一番好きな教科と嫌いな教科は何ですか。

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【図18】 好きな教科

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【図19】嫌いな教科

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前回の2017年度調査に引き続き、好きな教科・嫌いな教科をそれぞれ聞いてみた。どのような変化や傾向があるのだろうか。

好きな教科・嫌いな教科とも、上位5位は前回と同様に「国語」「社会」「数学」「理科」「英語」の主要5教科であった。授業時間数や宿題の量など、普段接している時間の長さが影響しているのだろうか。好きな教科は上位から「数学」(22.7%)、「英語」(14.5%)、「社会」(12.0%)、「国語」(11.7%)、「理科」(8.2%)の順であった。一方嫌いな教科は上位から「数学」(24.5%)、「国語」(15.0%)、「英語」(14.2%)、「社会」(8.7%)、「理科」(7.7%)であった。それぞれの回答率にも前回から大きな変化はなかったが、「理科」が好きという回答率が11.0%から8.2%に減っており、変動の幅が比較的大きい結果となった。

学年別にみると、「英語」は学年が上がるほど、“好き”が増える一方、「社会」「理科」は、2・3年生では1年生ほどの人気はなくなり、特に「社会」は3年生の人気が低い。

男女別で見た場合、男子全体では31.3%が「数学」を“好き”と答えており、2位の「社会」(14.0%)以下を引き離して断トツである(女子は14.0%が“好き”と回答している)。一方「数学」を“嫌い”と答えた女子は32.7%にのぼる。2位の「社会」が13.7%であることを見ても、数学の女子人気の低さは群を抜いている(男子は16.3%が“嫌い”と回答している)。また「国語」は女子の好きな教科1位(17.0%)だが、男子の嫌いな教科1位(22.3%)でもあり、男女間での差異が大きく現れる結果となった。