トリシアQ&Aコーナー

大好評の「トリシアQ&Aコーナー」は、こちら!
南房先生、小笠原先生、キャラクター、編集部員がお答えします!!
これからも更新していくので、あなたの質問やリクエストをどんどん送ってね☆☆☆

第2回

トリシアの好きなお菓子や、おやつはなんですか?
☆.。:* 南房
では直接、トリシアに聞いてみることにします。
☆.。:* トリシア
「好きなお菓子? お菓子なら何でも好き!
……だと答えにならないか。だったら、フルーツ系のタルトかな? セルマさんが作ってくれるやつ。タルト地にカスタードを詰めて、その上に季節のフルーツをのせるの。
特に、イチジクやブルーベリーのが最高!」
☆.。:* 南房
だけど、王都だと生の果物を使ったお菓子の値段は高いよね? 近くに果樹園がないから。
☆.。:* トリシア
「だ~か~ら~、当然おごってくれるんでしょ? こんな話させたんだから?」
☆.。:* 南房
……考えておきます。
☆.。:* トリシア
「あ、そう言えば、そっちの世界のシュークリームってお菓子も好き。あれ、こっちの世界にはないのよね。前にセルマさんが真似して作ろうとしたんだけど、皮がちゃんとふくらまなくって。今度、レシピ教えてあげて」
☆.。:* 南房
そ、そのくらいなら、お安い御用かな?
☆.。:* トリシア
「……おごってくれる話、忘れてないからね」
アンリ先生は、いつもいくつぐらいに見られているのか?
☆.。:* 南房
この質問に答えるのに一番ふさわしいのは、アンリと一番付き合いが長いアムレディア王女でしょう。アム、答えてくれる?
☆.。:* アムレディア
「ですから、何度も言っているでしょう? わたしはアンリと付き合っているわけではないと」
☆.。:* 南房
いや、そういう意味で、付き合いが長いって言ったんじゃないけど……。
☆.。:* アムレディア
「…………」
☆.。:* 南房
あの……?
☆.。:* アムレディア
「……おほん。アンリはまだ十代ですが、二十代半ばに見られることが多いですね。若さがないというか、ちょっと落ち着きすぎているのです。たぶん、幼い時を、老人ばかりの魔法院で過ごしたせいかと」
☆.。:* 南房
だけど、君と出会った頃は、今とはちょっと違っていたよね?
☆.。:* アムレディア
「ええ。強情で短気で。そういう点、トリシアと似ているかもしれません」
☆.。:* 南房
ははは、言えてる。
☆.。:* アムレディア
「ちなみに、私もアンリと同い年です」
☆.。:* 南房
やっぱり、実際の年より上に見られる?
☆.。:* アムレディア
「気にしていません。ですが、私の目の前でそんなことを口にしたら、どうなるかは保証できません」
☆.。:* 南房
……目が笑っていないんですけど?
トリシアのことが好きなレン。でも、トリシアはアンリ先生が大好き!
レンは、アンリ先生に焼きもちを焼かないんですか?
☆.。:* 南房
せっかくだから、本人に確認してみましょう。
☆.。:* レン
「ええっ! 先生に焼きもち!? う~ん。焼かないよ。だって、アンリ先生には王女がいるじゃない?」
☆.。:* アムレディア
「だから! 私たちは付き合っていません! 誤解です! たまたま、仕事の関係上、一緒にいることが多いだけです!」
☆.。:* 南房
……。
☆.。:* レン
「…………今のは?」
☆.。:* 南房
気にしないで。
☆.。:* レン
「……あははは、アンリ先生も大変だね」
☆.。:* 南房
同感。
レンはどうして、トリシアのことをパットとよんでいるの?
☆.。:* 南房
じゃあレン、続けて答えて。
☆.。:* レン
「これは簡単。トリシアの本名は、パトリシア。
パトリシアの名前を縮めたよび方には二通りあって、ひとつがトリシア、もうひとつがパット。
小さい頃は僕だけじゃなく、パットの両親や、近所の人たちもみんなパットってよんでたんだよ。
けど、彼女、家族を亡くしてからは、パットって呼ばれるの、嫌がるようになったんだ。
自分のこと、そうよんでいいのは亡くなった両親だけだって言って。
……そっか。パットってよばれると、お父さんとお母さんのこと思い出すから、トリシアってよんでほしがってるのかも。
ちょっと無神経だったかな? 反省しないと」
☆.。:* 南房
まあ、君の場合、すぐに忘れてまたパットってよぶだろうけど。
☆.。:* レン
「ううう」
ショーンは、実はトリシアのことが好きなんじゃないですか?
☆.。:* 南房
次も、本人にしか答えら得ない質問ですね。では、ショーン?
☆.。:* ショーン
「何~! こ、こ、この、この僕が、名門サクノス家の者たるこの僕が! 
ショーン・サクノス・ド・レイバーンが! 優美で華麗なこの僕が、トリシアのことが好きだと! 
そ、そ、そんなこと、あるわけがないだろうが!」
☆.。:* 南房
……その割には、動揺しているんじゃない? 顔、赤いし?
☆.。:* ショーン
「し、してないぞ、動揺など! 断じてしてたまるものか! 
僕はただ、トリシアのことを魔法使いの先輩として、ちょ~っぴりだけ、尊敬しているだけだ! 
た、確かに、性格が悪くてガキっぽいベルや、変人アーエスに比べると
、少しは可愛いかな~なんて思ったりすることもないこともないが……って、何を言わせる! 
あまりくだらないことを質問すると、
貴様、サクノス家の権力を使って地下牢にぶち込むぞ!」
ベルはレンのどこが好きなんですか?
☆.。:* 南房
うっ。……怖いけれど、聞いてみることにします。
☆.。:* ベル
「きゃ~ん! レン先輩のどんなところが好きかって? そんなこと、答えられな~い!」
☆.。:* 南房
……だそうです。以上で質問コーナーを……。
☆.。:* ベル
「ちょっと! 勝手に終わらせないでよ!」
☆.。:* 南房
えっ? だけど今、答えられないって?
☆.。:* ベル
「そんなの、純真な乙女のはにかみに決まってるじゃない! 察しなさいよ、そのくらい!」
☆.。:* 南房
で、では、改めて。ベルはレンのどんなところが……。
☆.。:* ベル
「全部よ、ぜ~んぶ! 顔に、スタイルに、勇敢で優しいところに、運動神経抜群のところに、知識が豊富なとこや、魔法も上手なとこ、ちょっとした仕草も可愛くって! そうそう、時々、うっかりさんになるところも守ってあげたくなるし……」
☆.。:* 南房
……ベルの目には、そう見えるんだ?
☆.。:* ベル
「初めてあった時に感じたのよね! あ、この人があたしの運命の人だって! あたしってきっと、レンに出逢うために生まれてきたの!」
☆.。:* 南房
あの……まだ話し続く?
☆.。:* ベル
「じゃあ、あとひとつだけ。とっておきのレン先輩のいいところ。レン先輩はね、いつも誰かのために一生懸命なの。自分のことは後回しにして、人のためにがんばる。ちょっと、かっこいいでしょ? ま、時たまそれが、トリシアのためだったりするのが、うらやましかったりするんだけどね。だいたい、あのトリシアってレン先輩のこと……」
☆.。:* 南房
話が長くなりそうなので、このあたりで終わりたいと思います。それじゃ、そ~っと……。
☆.。:* ベル
「ねえ、聞いてる? どう見ても、トリシアとあたしじゃ、あたしの方が可愛いし、センスがいいし、気品があるし、あと三年もしたら、絶対……」

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今回の質問コーナーは以上です。
次回をお楽しみに!